3カ年で約19億円の所得増大効果を実現-JAおきなわ2021年6月10日
JAおきなわは、徹底した資材価格低減に取り組み、3カ年で約19億円の所得増大効果を実現した。6月10日発行のJA全中のJA自己改革ニュースでレポートしている。
同JAはコスト低減に向けて「生産資材事業リボーンプラン」を策定し、各種資材の実質値下げ、予約購買キャンペーン、台風支援、農業機械の価格低減などを実践してきた。
2016年から18年度にかけて原油高騰や為替変動で仕入価格が上昇していた肥料の供給価格を据え置きで販売。その所得増大効果は約2億3900万円となった。
段ボール価格も17年末に県内メーカーが古紙価格の上昇を受けて15%値上げを決定したが、独自に供給価格を据え置き、その所得増大効果は18年度で約1100万円となった。そのほか補助事業の活用や、予約購買など各種キャンペーンによる値引きで肥料、農薬、その他の資材を販売し16~18年度の3カ年で約9億5600万円の所得増大効果を得た。
台風対策として再生産に必要な種苗や、ビニール、防虫ネットの供給支援を実施した。これによる18年度の所得増大効果は約1億7000万円だという。
同JAでは年々各種のコスト低減策を実施し、生産者への還元額(所得増大効果)は16年度約2億円、17年度約7.5億円、18年度約9.5億円と積み上げ、3年間で約19億400万円を実現した。
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