Green Earth Instituteに出資-農林中央金庫2021年6月15日
農林中央金庫はバイオマス原料を用いたグリーン化学品生産技術を提供するGreen Earth Institute(株)にF&A成長産業化出資枠を通じて出資したと6月11日に公表した。
F&A成長産業化出資枠とは、農林水産業の高付加価値化、生産性向上のため系統団体と、国内外との企業との協働、それを支えるリスクマネーの供給を目的に2016年に設定した。
Green Earth Institute(株)は食料や飼料と競合しない植物の茎や葉などのバイオマス原料や、農業残渣・食品残渣からエタノールや食品・飼料添加物のアミノ酸などを生産する技術を開発している。
農林中央金庫は同社の事業を通じてバイオマス由来製品の普及が進むことで、脱炭素化や廃棄物の削減、海洋汚染の防止につながるとして出資した。
また、出資を契機に農業生産や食品製造などの過程で生じる農業・食品残渣の利用や高付加価値化で農林水産業者や食品製造業者の廃棄物処理の課題にも貢献していく予定だ。この取り組みは投融資を通じて環境・社会課題の解決に貢献し、SDGs(持続可能な開発目標)の実現などサステイナブル経営の一環。
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