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【JA全国女性協会長・洞口ひろみさんに聞く】JA運営参画きっちり 何事にも前向きに 仲間づくり多様性持ち2021年6月21日

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JA全国女性組織協議会の新会長に就任した洞口ひろみさん=JAみやぎ女性組織協議会会長=に就任の抱負を聞いた。今年度はJA女性組織3カ年計画の最終年度と同時に、創立70周年を迎える節目の年。コロナ禍で行き場を失い苦境に立たされている米の消費拡大や食の安全確保対策の取り組みの重要性を強調。これまでの活動を振り返りながら、次の一歩を踏み出す活動の広がりに意欲を示す。

JA全国女性協会長・洞口ひろみさんJA全国女性協会長・洞口ひろみさん

【略歴】
ほらぐち・ひろみ 1957年5月生まれ。宮城県名取市出身。2015年JA名取岩沼女性部部長、19年みやぎ女性協議会会長。米1.5ha、約90aの畑で野菜全般を栽培。加工事業にも取り組んでいる。

――どのようなきっかけで農協の女性部活動に加わるようになったのですか。

婦人部に所属していた義理の母の勧めで、当時の若妻会(現フレッシュミズ)の活動に参加したことがきっかけで女性部活動に関わることになりました。その活動の中で農協の大切さを知りました。

2019年からJAみやぎ女性組織協議会会長を務めていますが、地元の女性部は何事も前向きに捉え、新しいことにチャレンジするメンバーが多いことが自慢です。

米消費拡大策も

新型コロナウイルス感染症の影響で、飲食店などは時短営業を余儀なくされ、農産物の販売にも影響が出ていますが、米余りをどう解消するのかもJA女性組織の課題のひとつだと捉えています。私は地域の公民館などで料理教室の講師をしていますが、そこでは昔ながらの米料理や野菜料理を提案しています。今後も米をはじめとした伝統食の継承を広めながら、地域の方々と一緒に立ち上げた子ども食堂でも、米を使ったイベントにも取り組んでいきたいと考えています。

――JA全国女性組織協議会では仲間づくりで、部員の拡大が課題になっていますね。

全国的に少子高齢化が課題となっている中で、まだまだベテランのメンバーの方々にも頑張ってもらいたいという思いがありますが、一方で組織の活性化をはかるためには定年制・任期制を順守する必要があると考えております。過去のJA全国女性協の監事監査指摘や前期執行部からの引き継ぎ事項にも役員の定年制・任期制の順守が含まれていることから、定年制・任期制の見直しについては今後慎重に検討する必要があると考えています。

JA女性組織のメンバーは農業者に限らず、幅広いメンバーを有していることが特色だと思っています。幅広いメンバーの中には、いわゆる農業の応援団になってくださる方も多くいるはずです。これらの方にJA女性組織の活動に関わっていただくことで、JAや農業について理解を深めていただければ、これほど素晴らしいことはありません。

フレミズ育成も

また、フレッシュミズ組織メンバーの育成も、部員減少に歯止めをかけるためには重要です。食と農を通じ、親子で一緒に参加できる企画や活動を行いながら、女性部の魅力を発信していきたいと思います。フレッシュミズ組織の活性化にもしっかりと取り組んでいきます。

――JA女性組織3カ年計画「JA女性 地域で輝け 50万パワー☆」の最終年度を迎えました。

今年度はこれまでの取り組みを振り返りながら、次期3カ年計画を検討する大切な年となります。現行の3カ年計画では、SDGsに直結する五つの重点実施事項として、「食を守る☆」「農業を支える☆」「地域を担う☆」「仲間をつくる☆」「JA運営に参画する☆」を実践しています。

こうした活動を継続するなかで、今後のJA女性組織が取り組むべき課題は、女性の運営参画や次世代の担い手であるフレミズ組織の設置・育成だと考えています。現行計画の総仕上げとなる今年度は、こういった項目について重点的に取り組んでいきます。

今年は、私も経験した東日本大震災の発生から10年目を迎えました。各地で毎年のように自然災害が猛威を振るうなか、災害がもたらす精神的影響や、被災者の心のメンテナンスの必要性を実感しています。例えば、JA女性組織活動を通じて、被災者が自然に触れる機会をつくることで、心のケアにつながっていくと思います。

――JA運営への女性参画をどのように進めていきますか。

2000年に開催された第22回JA全国大会で数値目標を設定して以来、毎年女性の運営参画が着実に一歩ずつ前に進んでいることは大変うれしく思います。しかし、その一方で第28回JA全国大会では、当時のJA全国女性協副会長が「次の大会では、参加者の半分が女性であることを期待したい」と呼びかけに、会場のほとんどを占める男性陣から笑いが起きました。残念なことですが、JAグループにおける「男女共同参画」に対する意識は、その程度という印象を受けました。

社会の中では、やはり男女間で体力や能力に差が生じる場合がありますが、繊細なアイデアを出すのは女性の方が得意だということをこれまでのJA女性組織の活動で強く感じてきました。各JAが役員に女性を起用し、さまざまなアイデアをJA経営に反映することでプラスの効果が期待できるのではないでしょうか。JA運営への女性参画がさらに進むよう、JA女性組織としてしっかり働きかけていきます。

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