サクランボの新ブランド「恋の雫」誕生 JA新岩手2021年7月6日
JA新いわて二戸営農経済センター(JA新いわて)は6月29日、サクランボの新ブランド「恋の雫」の販売発表会を行った。
新ブランド「恋の雫」
果樹産地である二戸市は、サクランボの「夏恋」をはじめ、ブルーベリーの「カシオペアブルー」、リンゴのはるか「冬恋」など高級ブランドに取り組んでいる。
同センターでは、新たにサクランボの主力品種である「佐藤錦」と「紅秀峰」の上位等級で、粒の大きさや向きを揃えた簡易並べを「恋の雫」と名づけ、新たな商標・パッケージで販売を開始した。
サクランボは、収穫適期も短く、痛みやすいデリケートな果物で、贈答向きの置き並べ方式は作業に時間と労力を要し、厳選した商品であることから数量も限れるという。
今回は、品質的に上位等級品の「夏恋」「極み」に引けを取らず、高級品に対応した置き並べの手間を省力化した簡易並べ方式を採用し商品化。ギフトなど贈答品需要の拡大につなげていきたい考え。今年度のサクランボは、春先の凍霜被害を受け、平年の6割程度の生産量となる見込みで、初年度は数量を制限した販売となるとしている。
岩崎実同センター長は「サクランボは、夏の果物として人気の高い商材。岩手の二戸地域のサクランボを県内外の多くの人に味わってほしい」と話した。
なお、7月5日の時点で予定の販売量に達したため、今年度の受付は終了している。
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