出資配当3% 33.9億円実施 2020年度決算-JA全農2021年8月2日
JA全農は7月30日の総代会で2020年度決算とともに剰余金処分案を了承した。出資配当は3%、33億9000万円を実施する。
2020年度未処分剰余金は117億円3300万円。任意積立金から4600万円取り崩し合計117億8000万円を剰余金処分額とした。
このうち利益準備金は定款の規定で12億2000万円積み立てる。出資配当は計画より1%上乗せして3%を実施。配当額は33億9000万円となった。
任意積立金は▽激甚災害に備えた災害対策積立金(1億1800万円)、▽新規事業開発を進めるための事業開発積立金(6億5100万円)、▽新たなシステム開発など情報システム開発積立金(7600万円)、▽海外原料の価格変動影響を緩和する海外原料価格安定積立金(26億6200万円)、▽米の買取販売実施にともなう予期せぬ損失に備えるための米穀価格安定積立金(10億円3200万円)、▽農薬開発積立金(2億1900万円)など。
米穀価格安定積立金は米価下落が確実視されることから1年ぶりに積立てる。
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