のば牧場が県畜産共進会冬季に続き2冠 JA全農ひろしま2021年8月6日
JA全農ひろしまは7月27日、広島市中央卸売市場の食肉市場で第97回広島県畜産共進会(夏季枝肉の部)を開いた。最優秀賞受賞には、冬季に続き2大会連続で(株)のば牧場の出品牛「隆3」が選ばれた。
最優秀賞を受賞した「隆3」
今回の共進会には雌13頭、去勢16頭、参考4頭の計33頭が出品。全体の平均は枝肉重量502.3kg、BMS(脂肪交雑)ナンバー9.6、ロース芯の面積76.8平方センチメートル、販売単価は1kgあたり2568円(税別)。1頭あたり128万5104円(税別)で取引された。
最優秀賞に輝いた「隆3」は、きめ細やかなサシ、ロース芯の大きさに加え、無駄な脂肪がないことでの歩留まりの良さ、肉色の美しさなど総合的な肉質の良さが評価された。
生産者の(株)のば牧場の野畑社長
のば牧場の野畑篤史社長は、「おいしいと言われることが一番。食べた人の感想を聞きながら、さらにおいしさを追求したい」と話し、「来年の全共に向けても選ばれるよう頑張っていきたい」と意欲をみせた。
褒賞授与式で全農ひろしまの水永祐治県本部長は、「広島県や関係団体と協力し、和牛の付加価値向上の研究を進めながら、新規就農者や担い手支援など、農家の事業継続に向けた環境づくりを行い、広島和牛の生産振興に引き続き取り組む」と力を込めた。
広島県畜産共進会では、これまで1農家1頭までの出品としていたが、今回から広島県産種雄牛を一代祖(父)にもつ牛であれば、2頭目の出品を可能とした。
JA全農ひろしまでは、古くから蔓牛をつないできた広島和牛の特徴を伝え、県内外に広くPRすることで、ブランド価値向上につなげていくとしている。
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