JA全農 大手青果物流のファーマインドと業務提携2021年8月30日
JA全農は8月27日、大手青果物会社の(株)ファーマインドとの業務提携契約を同日、締結したと発表した。物流拠点の相互利用、共同配送などを進める。
ファーマインドは輸入バナナ、アボカドを主力品に、近年は国産青果物の取扱いを増やしている。全国に14か所に加工センターを持ち、全国網羅する幹線物流と消費地の店舗への配送という川上から川下をつなぐインフラを備えている。
全農はこれまで広域集出荷施設など産地側の施設と、物流加工機能を備えた消費地側直販施設の整備を進めてきたが、2024(令和6)年4月にはトラックドライバーの時間外労働規制の強化が予定されているなど、産地から消費地までの物流効率化を加速させることが国産青果物流通の課題となっている。
こうしたなか全農グループとファーマインドグループは双方が保有する青果物物流のインフラを活用して安定販売を進めることで生産振興と所得確保に取り組む。
提携事項は▽国産青果物の産地物流、消費地物流における共同配送、▽産地と消費地の物流拠点の相互活用、▽国産青果物輸出での共同物流、▽国産青果物の安定販売による生産振興の4つ。ファーマインド社は輸出では中国、台湾への販路を持つ。物流拠点は産地、消費地ともに低温冷蔵施設を備え、消費地では包装機能も持つなどのストックポイントして効率的、安定的な流通のために相互に活用する。JA全農は「しっかり提携を進めたい」と話している。
<(株)ファーマインドの概要>
○本社:東京都千代田区神田和泉町
○代表:堀内達生代表取締役社長
○創業:1991年2月
○売上高:744億円(2020年度)
○社員数:1500名
○子会社:全日本ライン、北海道産直センターなど。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(103) -みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(13)-2024年7月20日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(19)【防除学習帖】 第258回2024年7月20日
-
土壌診断の基礎知識(29)【今さら聞けない営農情報】第259回2024年7月20日
-
コメの先物取引は間違い【原田 康・目明き千人】2024年7月20日
-
(393)2100年の世界【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年7月19日
-
【'24新組合長に聞く】JA鹿児島きもつき(鹿児島) 中野正治組合長 「10年ビジョン」へ挑戦(5/30就任)2024年7月19日
-
冷蔵庫が故障で反省【消費者の目・花ちゃん】2024年7月19日
-
農業用ドローン「Nile-JZ」背の高いとうもろこしへの防除も可能に ナイルワークス2024年7月19日
-
全国道の駅グランプリ2024 1位は宮城県「あ・ら・伊達な道の駅」が獲得 じゃらん2024年7月19日
-
泉大津市と旭川市が農業連携 全国初「オーガニックビレッジ宣言」2024年7月19日
-
生産者と施工会社をつなぐプラットフォーム「MEGADERU」リリース タカミヤ2024年7月19日
-
水稲の葉が対象のDNA検査 期間限定特別価格で提供 ビジョンバイオ2024年7月19日
-
肩掛けせず押すだけで草刈り「キャリー式草刈機」販売開始 工進2024年7月19日
-
サラダクラブ三原工場 太陽光パネルの稼働を開始2024年7月19日
-
「産直アウル」旬の桃特集 生産者が丹精込めて育てた桃が勢揃い2024年7月19日
-
「国産ももフェア」直営飲食7店舗で25日から開催 JA全農2024年7月19日
-
「くまもと夏野菜フェア」熊本・博多の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年7月19日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(1)地域住民とともに資源循環 生ごみで発電、液肥化2024年7月18日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(2)大坪康志組合長に聞く 「農業元気に」モットー2024年7月18日
-
【注意報】野菜・花き類にオオタバコガ 栽培地域全域で多発のおそれ 既に食害被害の作物も 群馬県2024年7月18日