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生果販売に適さない果実を活用「山形県産デラウェアサワー」新発売 JA全農2021年11月16日

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JA全農は11月17日、国分グループと共同開発した「山形県産デラウェアサワー」を発売。生果販売に適さない果実を商品化し、有効利用する取り組みの一つで、山形県産デラウェアの果汁を14%使ったアルコール度数4%で、デラウェアのほどよい甘みとさわやかな酸味が感じられる味わいに仕上げた。山形県内に工場がある三和缶詰で製造し、東北・北関東・新潟・北陸エリアのセブンイレブン約3700店での先行販売する。

新商品の「山形県産デラウェア サワー」新商品の「山形県産デラウェア サワー」

全国でも有数の出荷量を誇る山形県産のデラウェアは、小粒で種がなく、コクのあるさわやかな甘味が詰まっているぶどう。山形県の最南端に位置する置賜地方は、デラウェアの生産量日本一の産地として知られ、なかでも南陽市や高畠町は、山形県のぶどう栽培発祥の地で江戸時代初期から栽培されている。山の傾斜を利用したほ場が多く、水はけが良くなることで、デラウェアの大敵となる根腐れを防ぎ、日当たりが良く、光合成が十分にできることも濃厚な味わいにつながっている。デラウェアの出荷は7、8月に盛期を迎え、10月中旬まで続く。種なしで食べやすいデラウェアは、幅広い世代に人気があり、贈答用としても重宝されている。

「山形県産デラウェア サワー」は、未着果やキズの度合いなどによって生果販売に適さないデラウェアを加工用として使うことで、生産者の所得向上をめざした商品。デラウェアの良さを引き出し、果汁率にこだわることで、ほどよい甘みとさわやかな酸味を引き出した。生果販売に適さない果実を商品化し、有効利用するこの取り組みは、国連の定める持続可能な開発目標(SDGs)の「9:産業と技術革新の基盤をつくろう」「12:つくる責任つかう責任」「15:陸の豊かさも守ろう」につながる。

東北・北関東・新潟・北陸エリアのセブンイレブン約3700店での先行販売を予定。また、セブン&アイグループのイトーヨーカドー(東北エリア)、ヨークベニマル、ヨーク、シェルガーデンの一部店舗でも11月22日から販売する。

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