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生果販売に適さない果実を活用「栃木県産とちおとめ&スカイベリーサワー」新発売 JA全農2021年12月14日

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JA全農は12月15日、国分グループ本社と共同開発した「栃木県産とちおとめ&スカイベリーサワー」を発売。生果販売に適さない果実を商品化し、有効利用する取り組みの一つで、栃木県産のとちおとめとスカイベリーの果汁を計10%使用した。アシードブリュー株式会社で製造し、北関東・東北エリアのセブンイレブン約3000店での先行販売を予定している。

「栃木県産とちおとめ&スカイベリーサワー」「栃木県産とちおとめ&スカイベリーサワー」

栃木県産のとちおとめとスカイベリーの果汁を計10%使った「栃木県産とちおとめ&スカイベリーサワー」は、アルコール度数を4%とし、栃木県を代表するいちごをバランス良くブレンドすることで、フレッシュな酸味と芳醇な甘みが特徴の味わいに仕上げた。

栃木県農業試験場で女峰の後継種として育成され「とちおとめ」は、甘さと酸味のバランスがよく、ジューシーな果汁が特徴。10月から6月にかけて出荷され、全国の作付面積のうち約3割が栃木県内で生産している。一方、「スカイベリー」は、栃木県農業試験場が17年の歳月をかけ、10万を超える株の中から選び抜かれた品種で2012年に登場。旬は2~3月頃がピークだが12月下旬から出荷が始まる。鮮やかな赤と大粒できれいな円錐形で、酸味が少ないまろやかな甘みが特徴で、贈答用としても重宝されている。

「栃木県産とちおとめ&スカイベリーサワー」は、傷や変形により流通できなかったものや粒が小さいため生食用として敬遠されがちなとちおとめとスカイベリーを加工用として使い、生産者の所得向上をめざしている。生食用として敬遠されがちな果実を商品化し、有効利用するこの取り組みは、SDGsの「9:産業と技術革新の基盤をつくろう」「12:つくる責任つかう責任」「15・陸の豊かさも守ろう」につながる。

同商品は北関東・東北エリアのセブンイレブン約3000店での先行販売を予定。また、セブン&アイグループのイトーヨーカドー(東北)、ヨーク、ヨークベニマル、シェルガーデンの一部店舗での販売も予定している。

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