【年頭あいさつ2022】(一社)家の光協会代表理事会長 栗原 隆政2022年1月1日
JAグループの出版・文化団体としての役割発揮を
栗原 隆政
家の光協会代表理事会長
全国のJA役職員、読者の皆様に、謹んで新年のご挨拶を申しあげます。
本会事業につきましては、平素より格別のご高配を賜り、厚くお礼申しあげます。
昨年は一昨年に続いて、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大により、緊急事態宣言が長期間にわたって発出されるなど、社会・経済活動は大きな打撃を受け、農業においては農畜産物の消費の減退や価格の下落を招きました。また、豪雨や台風、CSF(豚熱)、鳥インフルエンザなど、人命はもとより農林水産業に甚大な被害をもたらす災害も引き続き多発しています。JAグループは相互扶助の精神で、あらゆる支援に全力を尽くしているところですが、とくに地域医療を支える厚生連病院をはじめ医療従事者、関係者の皆さまには、衷心より感謝を申しあげます。
私たちは2年近く「新しい生活様式」での暮らしを実践していますが、オンラインを通じた会議や電子商取引が拡大するなど、デジタル化は今後も大きく進展し定着していくことが想定されます。
家の光協会では、コロナ禍におけるJA教育文化活動を支援するため、Webサイトを活用して『家の光』掲載の料理や手芸の動画や、JA役職員向けの「SDGsとJA」などの学習コンテンツを継続的に配信しています。
また、昨年6月にはJA生活文化活動担当者研究集会を、8月には家の光文化賞JAトップフォーラム、11月と1月に分けてJA教育文化活動研究集会をオンラインで開催するなど、コロナ禍によるさまざまな制約があるなかでも最大限に事業展開を図ってまいりました。
昨年6月には、JAグループが掲げる食と農、JAについての国民理解の醸成を図る対外広報活動の一環として、新たなWebサイト「あたらしい日日(にちにち)」を立ち上げました。都市圏在住の女性を対象に食や農、環境をはじめとする情報に加え、コロナ禍における生活全般に役立つ情報などを配信し、国産農畜産物の消費拡大やJAグループのファンづくりを促しています。
10月には第29回JA全国大会が開催され、「持続可能な農業・地域共生の未来づくり~不断の自己改革によるさらなる進化~」に向けた取り組みが決議されました。「組合員のアクティブ・メンバーシップの確立」と組織基盤強化にむけ、家の光協会は今後もJA教育文化活動の活性化を全力で支援していく所存です。
現在、本会では令和4年度からの事業3カ年計画等の策定を行っています。約3年後の令和7年5月に迎える『家の光』創刊100周年に向けて、改めて、創刊の精神の原点に立ち、JAグループの出版・文化団体として、役割を発揮してまいります。
本年も引き続きのご指導、ご協力のほど、よろしくお願い申しあげます。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(138)-改正食料・農業・農村基本法(24)-2025年4月19日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(55)【防除学習帖】第294回2025年4月19日
-
農薬の正しい使い方(28)【今さら聞けない営農情報】第294回2025年4月19日
-
若者たちのスタートアップ農園 "The Circle(ザ・サークル)"【イタリア通信】2025年4月19日
-
【特殊報】コムギ縞萎縮病 県内で数十年ぶりに確認 愛知県2025年4月18日
-
3月の米相対取引価格2万5876円 備蓄米放出で前月比609円下がる 小売価格への反映どこまで2025年4月18日
-
地方卸にも備蓄米届くよう 備蓄米販売ルール改定 農水省2025年4月18日
-
主食用МA米の拡大国産米に影響 閣議了解と整合せず 江藤農相2025年4月18日
-
米産業のイノベーション競う 石川の「ひゃくまん穀」、秋田の「サキホコレ」もPR お米未来展2025年4月18日
-
「5%の賃上げ」広がりどこまで 2025年春闘〝後半戦〟へ 農産物価格にも影響か2025年4月18日
-
(431)不安定化の波及効果【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月18日
-
JA全農えひめ 直販ショップで「えひめ100みかんいよかん混合」などの飲料や柑橘、「アスパラ」など販売2025年4月18日
-
商品の力で産地応援 「ニッポンエール」詰合せ JA全農2025年4月18日
-
JA共済アプリの新機能「かぞく共有」の提供を開始 もしもにそなえて家族に契約情報を共有できる JA共済連2025年4月18日
-
地元産小粒大豆を原料に 直営工場で風味豊かな「やさと納豆」生産 JAやさと2025年4月18日
-
冬に咲く可憐な「啓翁桜」 日本一の産地から JAやまがた2025年4月18日
-
農林中金が使⽤するメールシステムに不正アクセス 第三者によるサイバー攻撃2025年4月18日
-
農水省「地域の食品産業ビジネス創出プロジェクト事業」23日まで申請受付 船井総研2025年4月18日
-
日本初のバイオ炭カンファレンス「GLOBAL BIOCHAR EXCHANGE 2025」に協賛 兼松2025年4月18日
-
森林価値の最大化に貢献 ISFCに加盟 日本製紙2025年4月18日