【年頭あいさつ2022】青江伯夫 全国共済農業協同組合連合会 経営管理委員会会長2022年1月1日
青江伯夫
全国共済農業協同組合連合会
経営管理委員会会長
令和4年の年頭にあたり、ご挨拶を申しあげます。
はじめに、組合員・利用者の皆さま、JA役職員、関係者の皆さまには、日頃からJA共済の事業活動にご理解いただいておりますことに心よりお礼を申しあげます。
また、昨年も、相次いで発生した自然災害等により全国各地に被害が発生しています。被害を受けられた皆さまに心よりお見舞い申しあげますとともに、一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。
さて、現在は、コロナ禍を契機とした人々の価値観・生活様式の変化とデジタル技術の急速な進展、また、SDGs をはじめとした持続可能な社会の実現へ向けた取り組みなど、社会からの要請が高まりを見せ、まさに時代の転換期にあるといえます。
また、農業を取り巻く情勢も、農村部の人口減少・高齢化が進み、基幹的農業従事者が減少を続けるなかで、中・大規模農業者のシェア拡大も進んでおり、農業生産構造が急速に変化しています。
このようななか、JAグループは、第29回JA全国大会(令和3年10月開催)において、中長期(10年後)を見通して取り組む方向性を「持続可能な農業・地域共生の未来づくり」というテーマに表し、農業・地域・JAが劇的に変化する新時代に対応して「不断の自己改革によるさらなる進化」に取り組むことを提起しています。
これをふまえ、共済事業については、組合員・利用者の皆さまのくらしを守り、農業と地域社会づくりに尽力するため、現在、策定を進めている「令和4年度から6年度 JA共済3か年計画」において、組合員・利用者の皆さまに「寄り添い」、包括的な安心を「届け」、農業・地域社会とより広く・より深く「繋がっていく」ことをコンセプトに掲げ、「組合員・利用者の皆さま一人ひとりに寄り添った安心と満足の提供」と「持続可能なJA経営基盤の確立・強化」を実現してまいりたいと考えております。
特に、令和4年度は、このJA共済3カ年計画の初年度にあたり、非常に重要な年度となることから、計画を着実に実践していくための取り組み施策を展開してまいりたいと考えております。
結びに、まずは残り3カ月となった今次JA共済3カ年計画の取り組みを完遂し、そして、これからも地域と歩み、組合員・利用者の皆さまに「安心」と「満足」をお届けできるよう努めてまいりますので、組合員・利用者の皆さま、JA役職員ならびに関係者の皆さまには引き続きご理解・ご支援を賜りますようお願い申しあげ、新年のご挨拶とさせていただきます。
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