JA共済 書道・交通安全ポスターコンクール 大賞受賞者が喜びの声2022年2月3日
JA共済連は令和3年度の全国小中学生書道・交通安全ポスターコンクール大賞受賞者表彰式をコロナ感染拡大防止の観点から中止することを決めるとともに、大賞受賞者に審査委員長の審査総評や青江JA共済連会長の祝辞などを収録したお祝いのDVDを届けることを決めた。
今年度の応募数は書道が約101万4000点、交通安全ポスターが約10万4000点だった。このうち書道コンクールの大賞作品16点、交通安全ポスターコンクールの大賞作品12点を昨年11月に決定した。
表彰式は中止となったが、JA共済連によると2月10日ごろには受賞者に表彰状(警察庁長官賞は盾)、作品のレプリカなどが届けられるという。
また、各コンクールの審査員長の総評や、それぞれの大賞作品を審査員が講評する様子などを収録したお祝いのDVDも届けられる。
書道・半紙の部で文部科学大臣賞に輝いた青森市立浪打小学校3年の奈良智哉さんの作品は「まなざし」。4文字全部の書き始めの押し方と「し」のはらいをがんばりました、という。受賞については「やったぁー、という気持ち」。注目してほしいのは「「ま」と「な」の回るところ」とコメント。将来は「どんな勉強でも仕事でも、あきらめないで頑張れる人になりたい」という。
審査員の新井光風氏(日展理事)は「筆の圧力、線の重み、墨の豊かさが際立ち、生命力あふれる作品に仕上がった。大地の大きく根を張った大木のような安定感があり堂々としていて見事」と講評した。
交通安全ポスターで文部科学大臣賞に輝いた新地町立尚英中学校2年の遠藤優心さんは、エアブラシを使って車のライトと自転車の反射材を表現した。注目してほしいのは「反射材が光っているところ。暗い夜道での自転車走行や歩行は、車を運転する人からは見えづらいことがあるので、お互いに気をつけなければならないことが伝わったほしい」という。アニメの仕事に関わるのが将来の夢だ。
審査員の大坪圭輔氏(武蔵野美術大学教授)は「遠近感を強調した一点透視図法による構図と黒い紙に映える黄色のスパッタリングが、反射材が夜道の交通安全に果たす役割をわかりやすく、美しく伝えている」と講評した。
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