【第63回全国家の光大会】対話でつくろう地域の未来 家の光協会2022年3月8日
(一社)家の光協会は3月7日、オンラインで第63回全国家の光大会を開いた。
参加者で大会申し合わせを採択
新型コロナウイルス感染症の拡大で昨年度は延期となった第63回全国家の光大会をオンラインで開催し、東京都内のホテルから全国に発信した。
今大会のスローガンは「対話でつくろう地域の未来 みんなでつなごう協同のこころ」。主催者あいさつで長谷川浩敏副会長は、第29回JA全国大会決議の実践について「土台となるのが対話運動を通じた不断の自己改革の取り組み」だとして、家の光協会の各媒体で自己改革や協同組合の理念を分かりやすく解説し、組合員の組織活動の活性化と対話運動の強化に貢献するとともに「教育文化活動の活性化の一翼を担っていく」と話した。
また、『家の光』は令和7年5月号で創刊100周年を迎えることから「協同の心を家庭で育む」の創刊の精神を基本に「見やすく、読みやすく、役に立つを心がけ、よりより『家の光』を追求していく」とあいさつした。
長谷川副会長
来賓の中家徹JA全中会長は家の光協会の事業に対して、「教育文化活動を通じたアクティブメンバーシップの拡大」とともに「食と農の大切さ、JAと協同組合の役割、国消国産について国民理解醸成に向けて尽力を」と期待を寄せた。
大会では「家の光文化賞」受賞組合の表彰式が行われた。
家の光文化賞は昭和24年制定。教育文化活動の取り組みが創意工夫に富み、家の光事業がJAの事業・活動のなかに明確に位置づけられ成果を上げているJAを顕彰するものでこれまでに延べ285JAを顕彰してきた。
令和3年度(第72回)は▽鳥取県・鳥取いなば農業協同組合(影井克博代表理事組合長)、▽福岡県・南筑後農業協同組合(吉田昭代表理事組合長)。
受賞組合
なお、令和2年度(第71回)は大阪府・大阪中河内農業協同組合(廣川清温代表理事組合長)が受賞している。
家の光文化賞受賞組合には「ブラジル・コチア産業組合中央会記念賞」として賞状と賞金が贈られる。この賞は、第2次大戦後の日本の惨状を知ったブラジル・コチア産業組合の組合員と職員有志が農村文化の向上と農協運動の発展のために使ってほしいと募金を集め、家の光協会に使途を一任した。昭和26年から家の光協会がこの浄財を基金に同賞を贈呈している。
また、令和2年度「家の光文化賞促進賞」は熊本県・八代地域農業協同組合(山住昭二代表理事組合長)が受賞した。
同賞は、教育文化活動をJAの事業・活動のなかで総合的に取り組むべき活動として位置づけ、家の光文化賞にチャレンジするJAの育成を目的に設置された。
大会では以下の申し合わせを採択した。
【第63回全国家の光大会 申し合わせ】
一:対話運動をすすめ組合員とのつながり強化をはかり、協同組合運動に参加・参画する仲間を増やし、組合員の「アクティブ・メンバーシップ」の確立をすすめます。
一:地域に根差した協同組合として「食」「農」「協同組合」への理解促進をはかるとともに、SDGsの目標達成に向けた取り組みをすすめ、豊かで暮らしやすい地域共生社会の実現をめざします。
一:『家の光』『地上』『ちゃぐりん』『やさい畑』「家の光図書」の普及活用運動をすすめ、記事活用・文化活動をつうじて、協同の輪を広げます。
令和4年3月7日 第63回
全国家の光大会参加者一同
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(119) -改正食料・農業・農村基本法(5)-2024年11月23日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (36) 【防除学習帖】第275回2024年11月23日
-
農薬の正しい使い方(9)【今さら聞けない営農情報】第275回2024年11月23日
-
コメ作りを担うイタリア女性【イタリア通信】2024年11月23日
-
新しい内閣に期待する【原田 康・目明き千人】2024年11月23日
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日