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アグリビジネス投資育成 (株)日本農業へ出資2022年3月29日

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アグリビジネス投資育成(株)は3月28日、日本産農産物の輸出に取り組んでいる(株)日本農業に出資したと発表した。食のバリューチェーン企業への投資第1号案件となる。

(株)日本農業はこれまでにタイをはじめとした現地に営業人員を置き、日本産農産物の魅力を海外の一般消費者に伝えられるよう市場調査などに取り組んでいる。

とくにりんごの輸出に力を入れ、タイ、ベトナム、インドネシアについては2016年の参入以降、日本産りんごの輸出総額は2倍となった。今後は知財保護策の実施と合わせて海外生産も展開する方針。
今回のアグリビジネス投資育成からの調達した資金は、青森県でのりんご高密植わい化栽培の拡大や、選果場への設備投資などにあてる方針で、りんご輸出の一層の拡大と、海外でのブランド力、マーケティング力の強化を図るとしている。

アグリビジネス投資育成は、今年2月に施行された改正投資円滑化法に基づき、投資対象を漁業・林業法人、国内外の「食のバリューチェーン」に参加する企業などに拡大した。今回はその第1号となる。

(株)日本農業は、りんごを代表に日本産農産物の輸出バリューチェーンの垂直統合で、ブランディングやマーケットインによる産地形成までのビジネスモデル構築をめざしている。

アグリビジネス投資育成は、今回の投資後も、株主である日本政策金融公庫や、農林中央金庫、JAグループのネットワークを活用し、同社の事業戦略を全面的にサポートしていくとしている。

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