「自己啓発に努め存在感を」 中家全中会長が激励 JA全国機関の新規採用職員研修会2022年4月1日
2022年の新年度を迎え4月1日、JA全国機関の新規採用職員研修会が開かれた。全農、農林中央金顔などの全国機関の新採用職員約500人がオンラインで参加。JA全中の中家徹代表理事会長は、訓辞で、自己啓発に努めるとともにJA職員としての存在価値を示すようにと期待を込めた。また全青協(全国青年組織協議会)の柿嶌洋一会長が講演し、農業者としての期待を述べた。
左から、新採用職員を激励する中家徹JA全中会長、連帯を呼び掛ける柿嶌洋一全青協会長
中家会長は冒頭、コロナ禍やウクライナ問題に触れ、食料自給の重要性を指摘。また「民主的で公正な社会の実現に努める」というJA綱領の価値を強調した。その上で全国機関職員の心得として、「心身の健康」、「自己啓発」、「一生懸命」、「事業利用」、「組織人間」、「存在価値」、「艱難汝を玉にす」ーの5つのキーワードで訓辞した。
特に心身の健康では、「一人で悩まず、友人や先輩に相談するように」と助言。そして何事も一生懸命に取り組むことで「人の心をつかみ、動かすことができる」と述べた。さらに気遣い、気配りのできるホスピタリティの精神を養うことの大切さなどを強調。最後に「JAは、やっただけ返ってくるやりがいのある職場。誇りを持ち、あらゆる試練を乗り越えて欲しい」と激励した。
また、全青協の柿嶌洋一会長は、若手農業者が全国機関に望むことについて講演した。同会長は産地づくりの経験から、「一人では産地はつくれない。JAだからこそ産地が作れる。組織として結集する青年組織に関心をもち、積極的に農業に触れ、持続できる農業の環境づくりに努めて欲しい。我々とともに明日の農業をつくって行こう」と呼びかけた。
また、日本協同組合連携機構(JCA)連携機構マネージャー・文殊正也氏がSDGs(持続可能な開発目標)について話した。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】小麦、大麦に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2025年4月22日
-
米の海外依存 「国益なのか、国民全体で考えて」江藤農相 米輸入拡大に反対2025年4月22日
-
【地域を診る】トランプ関税不況から地域を守る途 食と農の循環が肝 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年4月22日
-
JA全中教育部・ミライ共創プロジェクト 子育て、災害、農業のチームが事業構想を発表(1)2025年4月22日
-
JA全中教育部・ミライ共創プロジェクト 子育て、災害、農業のチームが事業構想を発表(2)2025年4月22日
-
農産品の輸出減で国内値崩れも 自民党が対策提言へ2025年4月22日
-
備蓄米売却要領改正で小売店がストレス解消?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月22日
-
新入職員が選果作業を体験 JA熊本市2025年4月22日
-
JA福岡京築のスイートコーン「京築の恵み」特価で販売中 JAタウン2025年4月22日
-
米の木徳神糧が業績予想修正 売上100億円増の1650億円2025年4月22日
-
農業×エンタメの新提案!「農機具王」茨城店に「農機具ガチャ自販機」 5月末からは栃木店に移動 リンク2025年4月22日
-
「沸騰する地球で農業はできるのか?」 アクプランタの金CEOが東大で講演2025年4月22日
-
「ホテルークリッシュ豊橋」で春の美食祭り開催 東三河地域の農産物の魅力を発信 サーラ不動産2025年4月22日
-
千葉県柏市で「米作り体験会」を実施 収穫米の一部をフードパントリーに寄付 パソナグループ2025年4月22日
-
【人事異動】杉本商事(6月18日付)2025年4月22日
-
香川県善通寺市と開発 はだか麦の新品種「善通寺2024」出願公表 農研機構2025年4月22日
-
京都府亀岡市と包括連携協定 食育、農業振興など幅広い分野で連携 東洋ライス2025年4月22日
-
愛媛・八幡浜から産地直送 特別メニューの限定フェア「あふ食堂」などで開催2025年4月22日
-
リサイクル原料の宅配用保冷容器を導入 年間約339トンのプラ削減へ コープデリ2025年4月22日
-
【役員人事】カインズ(4月21日付)2025年4月22日