野菜を切る"癒しの音"を動画で配信 JAぎふ 若手職員の発案で旬の野菜PR2022年4月23日
野菜を切る音で癒しを――JAぎふは、地元の旬の野菜を切る音と映像を編集した動画を制作し、4月21日から「YouTube」の同JA公式チャンネルでの配信を始めた。若い世代などに野菜の直売所をPRしようと、若手職員が企画した。取れたてのダイコンやカブをサクサクと切る音が流れる動画は好評で、同JAは「今後も旬の野菜の音を毎月、アップしていきたい」と意気込んでいる。
【ASMR】'音菜'(YouTubeのJAぎふ公式チャンネルより)
JAぎふ公式チャンネルで公開された動画は約5分半。同JA管内で収穫したばかりの旬のダイコンとカブ、タマネギ、キャベツの4つの野菜を切る音が映像とともに流れる。また、字幕で「春ダイコンは甘みがあってみずみずしいのが特徴。サラダや大根おろしがおすすめです」などと、それぞれの野菜の特徴やおいしい食べ方も紹介している。
同JAでは、産直施設「おんさい広場」などを運営しているが、若い世代の来場者数が伸び悩んでいるといい、対策を検討する中で20代の若手職員が野菜の音を使った動画によるPRを発案したという。撮影にあたっては、同JAの総合戦略室長が貴重な包丁を研いで準備し、JAの施設で1時間以上かけて収録したという。
同JAには早速、動画を見た人から「面白い」「いい包丁を使っていますね」などと反響が相次いでいるということで、総合戦略室の内山裕司さんは「反響の多さに驚いています。産直施設ならではの新鮮な野菜を使って音を取り出したので、動画をみて癒しを感じていただくとともに、ぜひ直売所にも足を運んでください」と話している。
今後、月に1回ほど動画を更新し、旬の野菜を切る音に加えて、野菜を調理する音や食べる音などバリエーションを増やすことも考えたいという。
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