JA全農福島 店頭での食品ロス削減へ ドコモの「ecobuy」サービス開始2022年6月8日
JA全農福島は6月4日、NTTドコモが提供する食品ロス削減サービス「ecobuy」を、福島県郡山市にあるJA農産物直売所「愛情館」に、東北で初めて導入した。
ecobuyを導入した「愛情館」(福島県郡山市)
「ecobuy」は、ドコモが提供する食品ロス削減を促進するスマートフォン・タブレット向けアプリ。アプリや店頭のポスターなどで賞味・消費期限が近い対象商品を確認し、実際に購入したレシートをアプリ内で撮影、申請することで、お得なecobuyポイントを獲得できる。獲得したポイントは、ドコモのポイントサービス「dポイント」など提携先ポイントに交換できる。
店内でのecobuyの案内
生産者が丹精込めて作った新鮮な野菜や果物を提供する「愛情館」では、購入されずに店頭に残った商品は、多くが食品ロスとなっていたが、今回の「ecobuy」の導入により、生産者と消費者のつながりを創出。地元で生産された農産物を手軽に楽しめ、消費者がお得に気軽に食品ロス削減によるSDGs活動に取り組める環境を構築した。
JA全農福島は、16時以降に「愛情館」の売り場に並ぶ農産物を購入した人を対象にecobuyポイントを特典として進呈し、店頭に残った商品の削減に取り組む。一方、消費者は、購入点数に応じたて獲得したecobuyポイントを、ドコモのポイントサービス「dポイント」などに交換して利用でき、食品ロス削減を通してSDGsに取り組める。
「ecobuy」アプリ内でレシートを撮影
6月5日までの2日間で、「ecobuy」アプリに「愛情館」をお気に入り店舗に登録した人は140人を数えた。実際に「ecobuy」アプリを利用した利用者からは「とても良い取り組み。食品ロス削減への取り組みに貢献できるだけでなく、ポイントもたまるので活用したい」と話していた。
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