新会長に大島信之JAさが組合長 全国農協カントリーエレベーター協議会2022年6月9日
全国農協カントリーエレベーター協議会(全国CE協議会)は6月8日に第50回総代会を開き、令和3年度事業報告と決算、4年度事業計画と予算を承認するとともに、任期満了にともなう幹事を選任した。総代会後の幹事会で新会長にJAさがの大島信之代表理事組合長を互選した。
東京・大手町のJAビルで開いた第50回総代会
全国CE協議会は昭和49年に設立された。4月現在、39都道府県230JAが会員となっており、735施設が稼働している。
御子柴茂樹会長は「あわせて200万tを超える処理能力がある。JAグループの米麦出荷の拠点であり、わが国の食料基地として重要な役割を果たしている」と述べるとともに、世界的な食料危機が懸念されるなか、「米麦が重要な位置を占めてくる。生産者が自信と誇りを持って生産に取り組み、事故なく安全で安心な米麦を消費者に届ける役割に全力で取り組んでいきたい」と話した。
来賓の農水省農産局の上原健一米麦流通加工対策室長は「CEは産地にとって不可欠な基幹施設」だとして、多品種を扱う主食用米のほか飼料米、麦などの集荷も増えるなど「諸課題への対応には
CE協議会との連携が欠かせない」とあいさつした。
令和4年度の事業計画は、CEの運営改善と品質事故防止に資するよう研修を行うほか、制度発足8回目となる上級オペレーター認定試験を実施する。
また、改正食品衛生法の完全施行から2年目を迎えていることから、CE施設の衛生管理強化に向けて衛生管理マニュアルなどを用いた現場への啓発推進にも取り組む。
新幹事の選任とともに御子柴会長は退任。総代会終了後に「CEの施設の重要性は増す。さらなる尽力を」とあいさつした。
新役員は以下の通り。
▽会長=大島信之JAさが代表理事組合長
▽副会長=齋藤和信JA胎内市代表理事組合長
▽副会長=渡邉靖治JAあいち経済連米穀部長
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