「JA全農WCBF少年野球教室」開催 荒木大輔ら元プロ野球選手が和歌山で熱血指導2022年6月20日
王貞治氏が理事長を務める世界少年野球推進財団(WCBF)は6月18日、「JA全農WCBF少年野球教室」を和歌山市の「和歌山東公園市民球場」で開催。元プロ野球選手が野球少年たちに熱血指導を行った。
今年で30年目を迎えたこの教室は、元プロ野球選手が講師を務め、毎年全国各地で開催。和歌山教室には、同市の少年野球チーム27チーム、小学生、指導者、保護者ら合計223人が参加した。元プロ野球選手は、荒木大輔氏(ヤクルトOB)、里崎智也氏(ロッテOB)、今岡真訪氏(阪神OB)、鈴木尚広氏(巨人OB)ら4人が参加した。
開校式であいさつする荒木講師
開校式では、荒木講師が「今日学んだことはすべて持ち帰って、これからの野球の上達に役立ててください。野球が楽しくなるように私たちもしっかり教えます」とあいさつ。全農広報・調査部の山口次長は「今日の講師の皆さんは超一流選手ばかりです。経験と実績に裏付けされた野球の理論や技術が学べる大変貴重な機会です。今後の野球生活に役立てて欲しい。」とあいさつし、教室がスタートした。
ウォーミングアップ後は、鈴木講師が走塁の基本をレクチャー。「一番大事なことは全力疾走すること。走塁は個人ではなくみんなでやるもの。全力で走って、みかたや相手に気持ちを伝えることが何より大切」と説明しながら、実技を交え指導した。また、投手、捕手、内野手、外野手のポジション別に分かれ、「投げる」「捕る」「打つ」「走る」などの基本を分かりやすく指導。子どもたちは講師のアドバイスをよく聞き、真剣な表情で取り組んでいた。さらに、バッティングの基本では、今岡講師と里崎講師がバッティングの手本を披露。プロの打球を間近で見た子どもたちから歓声があがった。
バッティングを披露する里崎講師
指導者講習会では、トレーナーの吉田直人氏が、ケガを予防するためのストレッチやトレーニング方法について実技を交えて講義。スポーツ栄養教室では、 JA全農の越野彩氏が、保護者を対象に成長期の子供に必要な栄養や運動時の食事の摂取などについて講義を行った。
参加者へは、JA和歌山県農から和歌山県産温州みか100%果汁ジュース「JOINみかん」ほか、協賛各社から国産農畜産物などを贈られた。また、開催県のJA和歌山県農から各講師には「紀州南高梅 三景」が贈られた。野球教室の様子は、全農の公式Twitter「全農広報部スポーツ応援」で発信している。
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