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ウクライナの子どもの図画展示 ネット美術館オープン 家の光協会2022年6月30日

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家の光協会は、1993年から実施し、今年で 30 回目を迎える「世界こども図画コンテスト」の過去の入選作品のうち、ウクライナからの応募作品を展示する「バーチャル美術館」を6月30日に開設した。同協会は、戦禍で苦しんでいる子どもたちに思いをはせていただければと、閲覧を呼び掛けている。

「私ははずかしがりや」(第 29 回「世界こども図画コンテスト」金賞受賞作品)「私ははずかしがりや」(第 29 回「世界こども図画コンテスト」金賞受賞作品)

「図画コンテスト」には、ウクライナからはこれまでに1万2000点を超える作品の応募があり、主要応募国の一つになっている。作品館では、第1回から第29回(2021年)の入賞作品(金賞・銀賞)のうち、ウクライナの子どもたちが描いた作品57点を展示している。

第 29 回コンテストで金賞を受賞したコンドラチェンコ・ミロスラワさん(応募当時8歳)の「私ははずかしがりや」は、「空と麦畑」を表すとされるウクライナの国旗を思わせる配色が目をひく作品で、はずかしがりやだという自身の性格をみごとに表現している。

また、同コンテストで銀賞を受賞したフロルキフ・ソロミヤさん(応募当時15歳)は、プロの芸術家の作品と見紛うタッチで愛する母親を描いた。同じく銀賞を受賞したハミド・アミールさん(応募当時11歳)が描いたのは、ロシア軍による攻撃がたびたび報じられるオデーサの家。作品を前にすると本人や家族の無事を祈らずにはいられない。

ほかにも、ウクライナの子どもたちが、自分たちの目に映る身のまわりのさまざまなものを生き生きとした筆致で描いた作品を、インターネット上に 3D技術で再現した仮想空間で、現実の美術館に近い感覚で閲覧できる。また、訪れた人が感想を投稿できるフォームを設けているほか、在日ウクライナ大使館への寄付の案内も掲載している。

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