JR西船橋駅で「市川のなし」販売 JAいちかわ2022年8月22日
JAいちかわは、6月の雹(ひょう)被害にあった「市川のなし」を生産者から買い取り、販売をしており、8月19日から3日間、千葉県のJR西船橋駅コンコースで販売した。
JR西船橋駅のコンコース。乗降客は1日20万人で千葉県一。
今回のひょう被害にあったのは市川市内200軒の梨農家のうち170軒。JAは買い取り販売で支援することを決めた。
19日から駅では「幸水」を1袋2㎏入り1000円で販売した。JA職員がコンコースを歩く人に呼びかけると、続々と集まった。買い物カートに6袋を詰め込み人もいた。
今野博之代表理事理事長は「ここまで育つとは思わなかったが、味は昨年とまったく変わらない。JAは生産者を助けなくてはならない。役職員一丸となってPRしていく」と話した。
生産者の間には、表面に残る傷を「えくぼ梨」と呼んでいる人も。JAは職員が被害をビックチャンスに変えようと縁起のいい「当た梨(り)ちゃん」と命名した。
今後は「豊水」、「あきづき」、「新高」が販売される。
「230年以上の歴史のある梨。生産者は自信を持って作っている。ぜひ味わってほしい」と呼びかけていた。
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