消費者も共に日本の食と農支えよう! 「国消国産の日」にJAグループが都心で「国消国産秋まつり」2022年10月17日
JAグループが「国消国産の日」と定めた10月16日、東京の有楽町駅前広場で「国消国産秋まつり 2022」が開かれた。会場では全国の産地から届いた旬の農産物を販売するブースが設けられたほか、アイドルグループによる書のパフォーマンスなどが披露され、大勢の人でにぎわった。
JAグループは、国民が消費する食料はできるだけ国内で生産する「国消国産」を推進しようと、10月16日を「国消国産の日」と定め、10月を国消国産月間として消費者に理解を求める大掛かりなキャンペーンを展開している。
開会セレモニーでは、JA全中の中家徹会長が「日本の食と農、食料安全保障の重要性について様々な観点から情報発信してきました。食を生み出す農や地域に関心をもっていただき、国産農畜産物を選ぶことで食を支えていただけるとありがたい。キャンペーンを通じて消費者の皆様と日本の食と農、食料安保について考えるきっかけにしたい」と挨拶した。
また、野村哲郎農相は「農業の問題は農業者だけでなく消費者の問題でもあります。国内の食料自給率はわずか38%で日本人のお腹を満たせるか大変心配であり、国消国産に理解をいただき、食を見直してください」と呼びかけた。
このあと群馬県を拠点に活躍するお習字アイドル「Menkoiガールズ」が野菜の歌に合わせて書道パフォーマンスを披露、「国消国産」の文字がステージ上で書き上げられると大きな拍手がわき起こった。
旬の農産物を販売したブース
会場には、旬の農産物を販売する「国消国産応援フェア」のブースが設けられ、長野のマスカットシャインや青森のリンゴ、群馬の野菜など全国各地の農産物が並べられ、会場を訪れた人が長い列を作って買い求めた。また、期間限定で送料無料キャンペーンを実施する産地直送サイト「JAタウン」のPRブースや「最新トラクター乗車・撮影コーナー」なども設けられた。
「国消国産知らなかったが広がってほしい」
最新トラクターに乗って記念撮影のコーナーも
家族4人でトラクターの乗車撮影を楽しんでいた東京・品川区の夫婦は「たまたま有楽町に来ていて参加しました。『国消国産』は初めて聞きましたが、SDGsの流れに沿っていますし、広がってほしいと思います」と話していた。
また、世田谷区から訪れた女性は「友人と待ち合わせ中にイベントを知ってナスやリンゴを購入しました。安いし新鮮でいいですね。国消国産はテレビを通して知っていましたし、いい取り組みだと思います」と話していた。
子ども2人と訪れた父親は「SNSでイベントを知って子どもを連れてきました。国消国産は日本の一次産業を活性化させる意味でもいい取り組みだと思います」と話した。
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