優勝店舗にJAいわて花巻・グリーンセンター東和とJAふくしま未来・国見資材センター JA資材店舗CS甲子園20222022年10月18日
JA全農主催の「JA資材店舗CS甲子園2022」の表彰大会が10月14日に東京都内で開催された。優勝店舗には岩手県のJAいわて花巻・グリーンセンター東和(大型陳列部門)と福島県のJAふくしま未来・国見資材センター(簡易陳列部門)が輝いた。
簡易陳列部門で優勝したJAふくしま未来国見資材センターのみなさん(写真右側の2人)と
大型陳列部門で優勝したJAいわて花巻グリーンセンター東和のみなさん
「JA資材店舗CS甲子園」は、2002(平成14)年に始めた「JA-POP甲子園」が20年を迎えたことを機に昨年度から、資材店舗全体のレベルアップを図る大会としてリニューアルした。
このCSでは「農家組合員の満足度の高い店づくり」、「JAらしさを意識した店舗のコーディネイト」、「JA重点品目の早期陳列・販売の徹底」の3つを目的とし、全国各地でJAの強みを生かした店舗づくりをめざす。今年度は40府県、128JAから495店舗が参加した。
大型陳列部門で優勝店舗に選ばれたJAいわて花巻・グリーンセンター東和は、これまで農薬の陳列に力を入れていたが、今年度は肥料と簡易電気柵という新しい領域の陳列に挑戦した。土づくりの重要性をアピールし肥料3品目を前面に出し、利用者が手に取りやすい環境づくりを心がけた。
また、鳥獣害対策として簡易電気柵も陳列した。肥料の販売数量が伸びただけでなく、鳥獣害対策など取り組みに店舗としての評価も上がった。「職員のモチベーション向上にもつながっている」と同店の佐々木司さんは話した。
簡易陳列部門で優勝店舗に選ばれたJAふくしま未来・国見資材センターは組合員・利用者を「出迎える体制」の強化をめざし人材育成や意識改革に取り組み、JAとして店舗コンクールも実施した。研修では「自分で考える」を重視したと菅野房子経済部長は話す。優勝した国見資材センターは茎葉除草剤の特徴などを黒板に手書きで整理。親近感があり利用者と職員との対話も増えたという。営農指導員と連携し、ホワイトボードにその時期に必要な栽培管理情報も記載した。同センターの高野麻衣さんは「農協利用のメリットは営農指導事業。経済担当者は組合員が良い作物を作るための必要な資材と使い方を提供する、ことを忘れないようにしたい」と話した。
来賓としてあいさつした日産化学農産化学品事業部営業本部ラウンドアップ営業部の合庭朋之部長は「農業の現場は担い手対策が重要な施策だが、一方で店舗は農家との接点として重要。JAの店舗は知識が強み。年間通してJAらしさを発揮するとともに、変化し続ける店舗づくりも期待したい」などと述べた。
大会では2023年大会に向けて地域に合った旬な商品陳列、営農情報発信などJAならでは強みをもっと前面に出すことや、競合店より一歩先の仕掛けの重要性などを確認、550店舗の参加を目標とした。
【大型陳列部門】
<優勝>
▽JAいわて花巻・グリーンセンター東和
<準優勝>
▽JA水戸・南部営農資材センター
▽JAしまね西いわみ地区本部・益田グリーンセンター
<ラウンドアップ賞>
▽JAくまがや・東部営農経済センター
▽JA信州諏訪・JAファームふじみ
▽JAしまね雲南地区本部・飯南営農経済センター
▽JA晴れの国岡山・奈義経済センター
▽JA香川県・ふれあいセンター林店
▽JA香川県・ふれあいセンター琴平店
▽JA香川県・ふれあいセンター飯南店
<特別賞>
▽JA新いわて・二戸営農経済センター二戸店
▽JAいわて平泉・花泉営農経済センター
▽JA秋田なまはげ・追分グリーンセンター
▽JA水戸・南部営農資材センター
▽JAかみつが・資材店アグリ奈佐原
▽JAしまね西いわみ地区本部・益田グリーンセンター
▽JA福山市・神辺グリーンセンター
【簡易陳列部門】
<優勝>
▽JAふくしま未来・国見資材センター
<準優勝>
▽JAフルーツ山梨・塩山北支所
▽JA松本ハイランド・JAファーム今井
<ラウンドアップ賞>
▽JAくまがや・西部営農経済センター
▽JA上伊那・JAファームいな竜西店
▽JAあおば・八尾営農経済センター
▽JAあおば・大沢野営農経済センター
▽JAしまね西いわみ地区本部・益田グリーンセンター
▽JA香川県・ふれあいセンター川津町店
▽JAいぶすき・あっど! いぶすきみのり館
<特別賞>
▽JA相馬村・湯口支所
▽JAあまるめ・資材館
▽JAふくしま未来・北福島営農センター
▽JAふくしま未来・霊山資材センター
▽JA堺市・営農センター
▽JAわかやま・西部営農センター
▽JA三原・本郷営農センター
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