ザルビオで誰でも簡単にスマート農業を 農業ウィークに出展 JA全農とBASFジャパン2022年10月21日
JA全農とBASFジャパン株式会社は、10月12日から14日に幕張メッセで開催された「第13回 農業ウィーク」で栽培管理システムであるザルビオのブースを出展した。期間中、同ブースでは初級者向け、中級者向け、上級者向けのミニセミナーが行われた。
ザルビオのブースの様子
ザルビオは衛星画像から得られるデータをAI(人工知能)が解析することで、圃場における地力の差、生育の差、作物の活性などを地図上で色分けして表示したり、農薬散布に適した日時や病害の発病リスクを表示することで作物の栽培を管理できるサービス。営農管理システムであるZ-GISと連携することで、Z-GISで管理している圃場の情報の一部をザルビオ共有することもできる。
同ブースでは、初級者向けセミナーとしてザルビオの基本機能の紹介、中級者向けセミナーとしてAI解析による病害アラート機能の紹介、上級者向けセミナーとしてザルビオを活用した可変施肥を行うことで収益アップに成功した生産者の声について紹介が行われた。
初級者向けセミナーではBASFジャパンの担当者が、地力を色の濃淡で表示する「地力マップ」、生育状況を色別で表示する「生育マップ」、圃場の天気予報と散布に適した時間を表示できる「散布天気」を中心に説明を行った。
JA本渡五和 山下氏(画像中央の登壇者)の説明
中級者向けセミナーではJA本渡五和の山下氏が、ザルビオによるいもち病の病害アラートが熊本県の発表より早く確認できたため、防除に向けて素早く対応できた事例が紹介された。山下氏はザルビオがこれからの農家にとって良きパートナーであり、良き相談相手であると説明した。
農業生産法人ヤマザキライス 山崎氏(ザルビオのロゴ前)の説明
上級者向けセミナーでは農業生産法人ヤマザキライスの山崎氏が、幼穂形成期の生育マップを基に施肥設計を考えて可変施肥を行うことで圃場内の収量を均一にして、収益を前年より15%させることができた事例が説明された。また、ザルビオがスマート農機と簡単に連携できる点も魅力として紹介された。
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