『和牛のオリンピック』最高賞の和牛でフードアート「世界遺産 by 宮崎牛」公開 JA宮崎経済連2022年10月28日
JA宮崎経済連は、10月 6日から10日まで開催された「第12回全国和牛能力共進会」で最高賞となる内閣総理大臣賞を受賞した宮崎牛のPR動画「世界遺産 by 宮崎牛」を公開した。
世界遺産のピラミッド、エアーズロック、グランドキャニオン、富士山をフードアート作品として再現
「世界遺産 by 宮崎牛」は、5年前に100万回以上視聴されるなど大きな話題を呼んだ「宮崎牛赤富士」をスケールアップさせたフードアート作品として制作。「宮崎牛」で世界を目指す想いを込めてピラミッド、エアーズロック、グランドキャニオン、富士山の4つの世界遺産の再現に挑んだ。
肉は全て宮崎牛で、トータル110.7キロ、総額約150万円(テスト検証含む)を使用。歴史的価値の高い世界遺産らしく見えるよう、テスト段階から様々な肉の部位や配置を検証し、肉の特性や背景との相性も踏まえ、焼き加減、調理方法、ライティングなどの試行錯誤を繰り返して作り上げた。
メイキング動画カット
「ピラミッド」は、積み上げられたブロックの一つ一つが最終的にきれいに揃うよう、逆算して、肉をカット。「エアーズロック」に使用する肉は相応しい部位をオーディションを行って決めた。また、「グランドキャニオン」は、様々な部位や焼き色を組み合わせ、特徴的な崖の切れ目や風景を表現。さらに、「赤富士」は、頂上と裾野で表情に差が出るよう、脂身のバランスを探りながら、配置した。その過程を映したメイキング動画も公開。撮影で使われた宮崎牛は、スタッフ全員でおいしく食べたという。
宮崎牛は、世界を舞台に闘うアスリートや、アカデミー賞授賞式公式パーティーに選ばれるなど、世界的にもその評価を高めている。今回の受賞とPR動画により、世界へ向けて最高峰の和牛をフードアートでアピールする。
和牛能力共進会に出品された宮崎牛
「宮崎牛」は、第12回全国和牛能力共進会の第7区で肉牛の部の最高賞・内閣総理大臣賞を受賞。4大会連続での最高賞受賞は、史上初となる。和牛の新たな価値観を打ち出す第7区(脂肪の質評価群)では、オレイン酸などMUFA(一価不飽和脂肪酸)の含有量を審査された。MUFAの量が多いことで口溶けが良くなり、香りも際立つことから、サシだけではない和牛の新しい「おいしさ」の指標とされている。
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