(株)脱炭素化支援機構に出資 農林中金2022年10月31日
農林中央金庫は10月28日に設立された(株)脱炭素化支援機構(代表取締役社長:田吉禎彦、東京都港区)に出資したと同日発表した。
脱炭素化支援機構は財政投融資や民間資金を原資とした官民ファンド。2050年のカーボンニュートラル実現に向けて巨額の投資が必要となるなか、意欲的な脱炭素関連事業に対して資金を供給することで、わが国全体の脱炭素ビジネスの拡大をめざしている。
農林中金は「投融資先の温室効果ガス排出量削減」を中長期目標として掲げており、投融資先とは対話を通じて気候変動にかかる課題認識の共有、脱炭素社会へのトランジション支援などを行い、ビジネス機会の獲得とリスク管理の強化に取り組んでいる。
今回の出資で脱炭素化支援機構の知見を生かした個別案件への協調出資・融資や、同支援機構が関与するプロジェクトSPCや事業者を農林中金の投融資先へ紹介することを通じて脱炭素の取り組みを促進していくとしている。
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