【年頭あいさつ 2023】青江伯夫 全国共済農業協同組合連合会 経営管理委員会会長2023年1月1日
青江伯夫
全国共済農業協同組合連合会
経営管理委員会会長
令和5年の年頭にあたり、ご挨拶を申しあげます。
はじめに、組合員・利用者の皆さま、関係者の皆さまには、日頃からJA共済の事業活動にご理解いただいておりますことに心よりお礼を申しあげます。
また、昨年も、相次いで発生した自然災害等により全国各地で大きな被害がもたらされました。被害を受けられた皆さまに心よりお見舞い申しあげますとともに、一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。
さて、昨年は新型コロナウイルスの変異株発生等による感染拡大を繰り返しましたが、現在はワクチン接種の促進や、一人ひとりが自主的に感染予防を徹底していること等により、行動制限を行うことのない新たな段階(Withコロナ)に移行するための取組みが進んでいます。
また、農業を取り巻く情勢は、農村部の人口減少・高齢化が進み、基幹的農業従事者が減少を続けるなかで、中・大規模農業者のシェア拡大も進んでおり、農業生産構造の変化が続いております。
このようななか、JAグループは、中長期(10年後)を見通して取り組む方向性を「持続可能な農業・地域共生の未来づくり」というテーマに表し、「不断の自己改革によるさらなる進化」によって農業・地域・JAが劇的に変化する新時代に対応することとしております。
これをふまえ、共済事業については、「①生命分野を中心とする保障充足」「②事業基盤づくりに向けた運動の展開」「③デジタル技術等のさらなる活用」「④農業保障のご案内等による農業・地域への貢献」「⑤JA共済事業を支える信頼性・健全性等の強化」に取り組んでまいります。
まず、「①生命分野を中心とする保障充足」、「②事業基盤づくりに向けた運動の展開」については、支店一体となった協働体制による取組みや新仕組みの活用等による組合員・利用者の保障充足、また、それらを支える事業基盤づくりに取り組んでまいります。
次に、「③デジタル技術等のさらなる活用」では、Webマイページや担当者共通支援システム(コロンブス)などのデジタル技術の活用を通じた組合員・利用者の接点拡充や利便性向上、「④農業保障のご案内等による農業・地域への貢献」では、農業保障のご案内活動を通じ、組合員・利用者の農業リスク低減等に取り組んでまいります。
最後に、「⑤JA共済事業を支える信頼性・健全性等の強化」では、コンプライアンス態勢の強化を中心とした取組みを通じ、組合員・利用者の皆さまの共済事業に対する信頼感・満足感のさらなる向上に取り組んでまいります。
結びに、JA共済事業は、これからも「人と人との繋がり」や「絆」を大切にし、組合員・利用者の皆さまにさらなる「安心」と「満足」をお届けできるよう努めてまいります。引き続きご理解・ご協力を賜りますようお願い申しあげ、新年のご挨拶とさせていただきます。
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