カーボンニュートラルへ連携協定 全森連・農林中金2023年1月17日
全国森林組合連合会と農林中央金庫は1月13日、森林・林業のグリーン成長化、カーボンニュートラル社会に貢献するため、(株)日本オフセットデザイン創研の協力のもと「森林由来クレジットにおける連携協定」を締結した。
森林組合系統では、これまでも森林由来クレジットの組成に取り組んできたが、森林所有者の合意や永続性担保措置などの制度の制約や販売先開拓が難しいなどの理由で限定的だった。
今回の連携協定では3月末に全森連と農林中金がクレジットの組成から販売に至る一連の取り組みをサポートするプラットフォームを立ち上げる。
プラットフォーム構築により県域の連合会を含め全国の森林組合がこれまで以上に円滑に森林クレジットを組成できるようになるとともに、プラットフォーム上で森林組合とクレジット購入を希望する企業と団体を引き合わせる販売仲介を行う。農林中金と全森連を窓口にすれば全国津々浦々の森林系統創出クレジットを調達可能となる。
森林の間伐や主伐後の再造林など適切な管理を行うことは経済的な負担が伴うが、森林クレジットの組成・販売により、安定的に民間資金を活用することができれば森林資源の循環利用の持続性が高まる。
また、クレジット創出の取り組みを通じて、今後はICT等の先端技術を活用した森林資源の把握など、スマート林業の推進や森林資源情報のデジタル化にも取り組むとしている。
林業は気候変動の緩和に貢献する産業であり、森林の適切な整備や保全を通じて地球温暖化防止の取り組みを推進していく必要がある。森林による二酸化炭素吸収量を政府は2030年に3800万tとする目標を掲げており官民一体となった取り組みも求められている。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日