Z-GIS初級者向けWEB講習会を開催 基本的な機能や活用方法を紹介 JA全農2023年2月3日
JA全農耕種総合対策部スマート農業推進課は、2023年1月25日に「Z-GIS初級者向けWEB講習会」をオンラインで開催した。同講習会では、アプリのダウンロード方法、初回ログインの方法から、ポリゴンの作成方法、データの作成や保存の方法について、PC上で画面操作を行いながら紹介された。また、Z-GIS公式ホームページにあるワークシートの活用方法も併せて紹介された。
Z-GISの画面
Z-GISは、2022年12月から2023年3月まで新規申込者を対象に4ヶ月無料キャンペーンを行っている。同講習会は、キャンペーンを通してZ-GISを知った会員や、久々にZ-GISを操作する会員をサポートすることを目的に行われた。
日本の農業は高齢化が進むだけではなく、担い手も減少しており一人当たりの作業面積が年々大きくなっている。この問題の解決にあたり、スマート農業の活用が必要だとされている。JA全農では、作付計画、評価・分析や栽培管理の面でスマート農業の普及に取り組んでいる。一方で、高額になりがちな初期投資を理由にスマート農業の導入をあきらめる生産者が一定数いる。
Z-GISはJA全農が低価格で提供している営農管理システムで、地図上のほ場に合わせてポリゴンと呼ばれる多角形の図形を作成し、そのポリゴンをExcelに入力したほ場の情報と組み合わせて管理することができる。保存したデータは、管理したい項目をExcelで自由に反映することができ、これまでノートや紙の地図で管理していたほ場の情報をデジタルデータとして管理することができる。Z-GISの公式ホームページでは、スタートアップガイドの動画やワークシートも公開されており、低コストで誰でも簡単にスマート農業を始めることができる。
同講習会では、Z-GISのダウンロード方法の説明から、初回ログイン方法の説明から始まり、地図の動かし方やポリゴンの登録、編集の方法について実際の操作を映しながら紹介された。続いて、それぞれのポリゴンに対して面積、作業者、作物などユーザーが必要な項目を入力できることが説明された。加えて、Z-GIS公式ホームページにワークシートがあるので是非活用してほしいと伝えられた。また、ポリゴンが登録されていないExcelでも、Z-GISでポリゴンと入力した情報を紐づけできるインポーター機能を備えていることも紹介された。さらに、ポリゴンを色分けして表示する機能や詳細な気象情報を表示することができることも伝えられた。
Z-GISは、eMAFF農地ナビからダウンロードしたデータを読み込ませることで、一度に複数のほ場を地番情報付きのポリゴンとして登録することができる。その方法も紹介され、eMAFF農地ナビから入手したデータをドラッグ&ドロップするだけで作成できることが説明された。さらに、Z-GISクラウドというZ-GIS専用のクラウドストレージについても紹介され、Z-GISクラウドに保存していれば、自身のIDでログインすることで他の端末でも同じデータが扱えることが伝えられた。
はじめようスマート農業キャンペーン
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