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市川産野菜「いちベジ」ブランド本格化 新鮮野菜をアピール 千葉・JAいちかわ2023年3月7日

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千葉県のJAいちかわは、市川産野菜のブランド化戦略「いちベジ」に取り組む。同JAは都市近郊の条件を生かし、新鮮なトマトやニンジンなどの野菜を、特にJA管内の消費者に提供し、販売額を増やしている。4月1日の「設立60周年JAいちかわ桜&いちベジまつり」からスタートする。

市川産野菜のブランド化をPRする今野組合長(中央)

JAいちかわ管内は大消費地である東京の主要な野菜供給地だった。その条件を生かし、野菜産地として生産が伸びている。ブランド化は「市川野菜の価値を再構築したい」との生産者やJAの思いから、2021年にプランド戦略会議を立ち上げ、10回にわたって話し合いを重ね、その結果をまとめデザイン化した。

ブランド名の「いちベジ」は〝一番〟よいものをつくる姿勢と、〝市川〟を誇りに思う気持ちが込められており、デザインのなかにも数字の「1」を織り込んだ。多彩なカラーのロゴマークはJA管内で栽培されている野菜の種類の多さを示す。キャッチコピーは「食べればわかる」。

このロゴマークとキャッチコピーを段ボールや幟(のぼり)などに使い、市川産の野菜をPRする。同JAは今年で設立60周年を迎える。今野博之組合長は「60周年を契機に工夫とアイデアを凝らし、『いちベジ』のブランド力高めたい」と期待する。

現在同JAの野菜部会員は65人。JAいちかわ野菜部会の湯浅喜人部会長は「市川の野菜の強みは新鮮さと種類の多さにある。お客さまのニーズに合わせ、新鮮でおいしい野菜を提供していきたい」と、ブランド化による野菜産地づくりに意欲を示した。

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