書籍「農家の事業承継」を全国の農業高校に寄贈 JA全農2023年3月9日
JA全農は3月8日、農家の事業承継をまとめた書籍「今日からはじめる農家の事業承継 2万人の跡継ぎと考えた成功メソッド」(家の光協会)を、全国農業高等学校長協会を通じ、全国367の農業高校に寄贈すると発表した。3月10日に東京都立園芸高校(東京都世田谷区)で寄贈式を行う。
書籍「今日からはじめる農家の事業承継」
同書は2022年11月16日に出版。日本の農家の課題である「跡継ぎ問題」について、実際に親から継いだ若手農家2人が、子供の立場から事業承継について記し、新規就農と親元就農の違いなど、基本知識をわかりやすく解説している。著書は伊東悠太郎さんと竹本彰吾さん。実際に事業承継を経験した著者の竹本家の10年間の実録ドキュメントも掲載している。
販売農家が減っていく中、JA全農は、基幹的農業者の高齢化が進む前に後継者を確保することが重要と考え、農業者の事業承継に取り組んでいる。その中、同書は今後の農業の未来を担う農業高校の生徒が将来を考える上の一助になると考え、寄贈することとなった。また全国農業大学校協議会を通じ47農業大学にも寄贈予定だ。
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