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「大谷選手に負けない夢を与える農業者に!」 同郷の佐藤全青協会長 若手農家へ呼びかけ2023年3月23日

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「大谷選手に負けない農業者になりましょう」――WBC(ワールドベースボールクラシック)で侍ジャパンが優勝を果たした3月22日(日本時間)、東京・大手町のJAビルで開かれたJA全青協(全国農協青年組織協議会)の臨時総会で、大谷翔平選手の地元、岩手県奥州市出身の佐藤崇史会長が、出席した若手農家に呼びかける一幕があった。

JA全青協の臨時総会であいさつする佐藤崇史会長(中央)

JA全青協の臨時総会であいさつする佐藤崇史会長(中央)

佐藤会長は大谷選手と同じ岩手県奥州市生まれで、JA江刺青年部に所属。昨年5月に全青協会長に就任した。
臨時総会が開かれたのは、侍ジャパンが優勝を果たしてから約1時間後。冒頭、あいさつに立った佐藤会長ははじめに資材高騰などで厳しい状況に直面する農業情勢に触れ、「今苦しんでいる農業現場、そして疲弊している農村現場にわれわれ若手として何ができるか、しっかりとバトンを渡せるようこれまでの活動を振り返り、積み上げる場にしたいと思います」と述べた。

そのうえで「先ほどWBCでうちの地元の大谷選手が頑張って優勝を果たし、MVPになりました」とWBC優勝に触れ、「皆さんも1地域1農村に生まれましたが、ぜひ世界に羽ばたける、そして胸を張って次の世代の子どもたちに夢を与えられる大谷選手に負けない農業者になりましょう」と呼びかけると、全国から訪れた若手農家から拍手がわき起こった。

佐藤会長は、臨時総会の直前にWBC優勝のニュースを見てあいさつに盛り込もうと考えたと話す。取材に対し、「WBC優勝で日本人全体がプライド、自信を取り戻せたと思います。これはまさに国消国産にもつながります。農業者が一致団結して日本の食卓を守ることが子どもたちに安心して夢を与えることにもなりますので、今回の優勝を励みにしたいと思います」と話した。

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