スマートアグリコミュニティ 群馬県で実証実験 JA全農2023年4月3日
JA全農は3月31日、JAグループが保有する地域インフラやサービスをICT(情報通信技術)でつなぎ、JAと協力して地域の農家などに快適な暮らしを提供するJAグループ版スマートシティ「スマートアグリコミュニティ」を構築するにあたり、群馬県南部をモデル地区として、実証実験を行うことを発表した。
群馬県の前橋市、高崎市の一部での実証実験は生活関連事業から始める。JA直売所などJAグループ施設の利用者へのポイント還元、生活者への農畜産物出荷情報の提供、ネットスーパーの導入、太陽光発電を活用とした地域内エネルギー循環、EV車の導入などを進める。
人口減少や高齢化などで地域社会の生活水準の低下が予想される中、ICTを活用し、農業の生産基盤である地域の暮らしと営農を支援する取り組みは重要で、「ITネットワークを活用したスマートアグリコミュニティの実証」は、JA全農の令和5(2023)年度の事業計画に盛り込まれている。
またJA全農は伊藤忠商事、野村総合研究所と基本合意書を締結しており、技術・ノウハウの提供を受け、「コミュニティ」の構築にあたる。
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