子牛用センサー「アットモーメント」新発売 健康管理にICT活用 JA全農2023年5月29日
JA全農と全農畜産サービスは、軽量電池レスセンサーを用いた子牛用センサー「アットモーメント」を発売。ライブストックアグリテクノ株式会社と連携し、業界初の子牛用健康管理ICT機器「アットモーメント」の普及推進を5月から開始した。
アットモーメント装着
黒毛和牛繁殖農家や繁殖・肥育一貫経営農場において、子牛の事故は農場経営に直結する大きな課題。2013~2017年の統計から推定すると、生後6か月未満の子牛の死亡率は5~6%にものぼる。子牛の事故の主な原因には、分娩事故や初乳の摂取量不足による初期の免疫力の低下と並び、下痢や風邪による病気がある。子牛の見回りなど健康観察がとても大切だが、農場ではその他の作業に手を取られ、十分に見回りができない場合がある。また、子牛の体調は短時間で急変することがあり、人のいない夜間などの見回りが課題となっていた。
Webブラウザ画面
「アットモーメント」は、子牛の首輪に軽量で小型のセンサー(タグ)を装着し、子牛の活動量を測定して健康状態を把握する行動管理システム。子牛の平常時の活動量を基準として活動量が低下すると、子牛に元気がない可能性があるとメールかLINEで通知する。24時間365日子牛を見守ることで、子牛の体調の変化を早期に発見して子牛の事故の予防に貢献できるICT機器で、病気の症状が出る前に元気がない兆候をとらえ、早期の対処ができる。
センサーは、子牛が動く振動で自ら発電するため電池が不要。電池交換の手間がかからず、電池切れによる事故の心配もない。センサーは防水性、耐衝撃性が高く、故障が少ない。また、日々の子牛の活動量グラフをスマートフォンやPCのWEBブラウザで確認できるため、子牛の健康状態を個々に把握が可能。さらに、ブラウザで子牛個体ごとの処置なども記録でき、システムを日々の管理記録としても活用できる。
構成:①センサータグ、②受信機、③首輪(オプション)
◎一般小売希望価格(税別)
①センサータグ:初期費用1万2500円(1個あたり)利用料450円(月額)
②受信機:初期費用29万8000円(1台あたり)利用料6500円(月額)
※2台目以降の利用料3800円(月額)
③センサータグ装着用首輪:3500円(1本あたり)
重要な記事
最新の記事
-
令和6年「農作業安全ポスターデザインコンテスト」受賞作品を決定 農水省2024年11月26日
-
農水省「あふ食堂」など5省庁食堂で「ノウフク」特別メニュー提供2024年11月26日
-
鳥インフル 米オクラホマ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月26日
-
「りんご搾り粕」から段ボール「りんごジュース」出荷へ実用化 JAアオレン2024年11月26日
-
鹿児島堀口製茶 DX通信に追加出資 地域農業の高度化と地域創生へ2024年11月26日
-
海の環境保全と国内水産業を応援 サンシャイン水族館で生産者と交流 パルシステム2024年11月26日
-
アグリビジネス創出フェア 農水省ブースに「レポサク」展示 エゾウィン2024年11月26日
-
2大会連続日本一の技術 坂元農場の高品質な牛肉づくりを紹介『畜産王国みやざき』2024年11月26日
-
「プレ節」発売10周年記念 無料配布イベント実施 マルト2024年11月26日
-
不健康な食生活がもたらす「隠れたコスト」年間8兆ドル FAO世界食料農業白書2024年11月26日
-
農業資材などお得に 2025年「先取り福袋」12月1日から予約開始 コメリ2024年11月26日
-
宅配システムトドックに「通販型乳がん検査キット」掲載 コープさっぽろ2024年11月26日
-
食品宅配サービスOisix「鈴鹿山麓育ち みんなにやさしいA2ヨーグルト」新発売2024年11月26日
-
需要好調で売上堅調 外食産業市場動向調査10月度 日本フードサービス協会2024年11月26日
-
気候変動緩和策 土地利用改変が大きい地域ほど生物多様性の保全効果は低い結果に2024年11月26日
-
雨風太陽 高橋代表が「新しい地方経済・生活環境創生会議」有識者構成員に就任2024年11月26日
-
サカタのタネ スペイン子会社がアルメリアで新本社の起工式を実施2024年11月26日
-
キッチンカーや体験コーナー 配送センターを1日限定で開放 パルシステム神奈川2024年11月26日
-
JAながさき県央とWeb完結2商品の取り扱いを開始 オリコ2024年11月26日
-
「全国こども食堂応援募金」12月6日から実施 イオン2024年11月26日