農業分野の脱炭素推進で(株)フェイガーと業務提携 農林中金2023年6月12日
農林中央金庫は、農業由来のカーボンクレジットの生成で農業者の脱炭素の取り組みを支援している(株)フェイガーとの業務提携を6月9日発表した。
フェイガーは、農業者への脱炭素の取り組み支援とクレジット化を通じた収益化を行う日本初のスタートアップ企業で農業者による温室効果ガスの削減効果(削減量や吸収量)をクレジット(排出権)として販売し、その収益を還元する事業をめざす。2022年7月に設立し、2023年度は10都府県、20地域、100以上の農業者を対象にしたプロジェクト組成を見込む。また、24年度はタイやミャンマーなど海外プロジェクトをスタートさせる。
農林中金は同社との提携で幅広い農業者に脱炭素農業とカーボンクレジット化による提案を行うことで農業の脱炭素化を促進することめざす。
具体的には日本水稲作付面積140万haに対して300万t-CО2の温室効果ガス(GHG)削減と、牛のメタンガス削減について乳用牛140万頭、肉用牛260万頭に対して240万t-CО2のGHG削減の実現をめざす。
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