「ニッポンエール沖縄県産完熟シークヮーサーチューハイ」新発売 JA全農2023年6月15日
JA全農は6月14日、「ニッポンエール沖縄県産完熟シークヮーサーチューハイ」を新発売。ウエルシアホールディングスのグループ会社が運営する店舗で数量限定で発売する。なお、同商品は1本販売につき、沖縄の首里城未来基金へ2円が寄付される。
ニッポンエール沖縄県産完熟シークヮーサーチューハイ
「ニッポンエール沖縄県産完熟シークヮーサーチューハイ」(162円・税 込)は、沖縄県産の「完熟シークヮーサー」の果汁を10%使い、アルコール度数4%で、まろやかな酸味と爽やかな香りが楽しめる。
沖縄県内のシークヮーサー農業者数は、高齢化や後継者不足で10年で約30%減少。本来、9月から11月の緑色のシークヮーサーを収穫するが、人手不足の影響から収穫しきれず、12月以降の黄色く完熟したシークヮーサーを一部収穫している。黄色く完熟したシークヮーサーは緑色のシークヮーサーより酸味と苦みが少なく、甘酸っぱい味わい。糖度が上がるため、傷みやすく、県外への流通が難しいといった課題を抱えている。
今回、フードロスの観点や完熟シークヮーサーの魅力やおいしさをもっと伝えようと商品化。流通に適していない素材を加工用として使うことで、生産者の所得向上を目指している。こうした市場流通に適さない果実を商品化し、有効利用するこの取り組みは、SDGsの「9:産業と技術革新の基盤をつくろう」「12:つくる責任つかう責任」「15:陸の豊かさも守ろう」に資する。
沖縄県では現在、首里城に象徴される沖縄の歴史と文化の継承に取り組むため、「首里城未来基金への寄付金」(沖縄県首里城歴史文化継承寄附金)を実施。新商品の販売者で全農グループの全国農協食品と取扱企業のウエルシアホールディングスは合同で、1本販売につき2円の寄付。販売を通じて「伝統的な建築等の技術に係る人材育成事業」と「古都首里の歴史的空間創出に係る事業」を応援する。
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