農業への国民理解へ情報発信に力 家の光協会総会2023年6月22日
(一社)家の光協会は6月21日、東京・大手町のJAビルで第80回通常総会を開き2022年度の事業報告と決算を承認した。
2022年度は『家の光』をはじめそれぞれの媒体特性を踏まえ、WebサイトやSNSと連動して情報を発信し、食料安保の重要性や国消国産の意義などを発信した。
普及では普及活用運動を展開したが、『家の光』の月平均部数は37万8329部と対前年比2万9131部減と厳しい結果となった。一方、広告収入については「家の光三誌」『やさい畑』とも前年度比プラスとなり受託制作収入もプラスとなった。
記事活用・文化活動では3年ぶりの実開催となる第64回全国家の光大会を京都市で開催し約1000人が参加した。
経常収益は57億4732万円で前年度比2億1000万円減。経常費用は52億7145万円で同7624万円増となった。その結果、純利益に当たる当期一般正味財産増減額は2億4539万円で同1億7366万円減(42%減)となった。
栗原会長は、JAグループの政策提案で食料安全保障の強化を基本法の目的として明確化することなどを求めていることに触れ、「本会としても国消国産の意義などについて情報発信に注力していきたい」と述べるとともに、今年度は「地域に耀き続けるJAづくりへの貢献」を基本方針として3か年計画の2年次に当たっているとして「JAの活動になくてはならない教育文化活動の重要性をさらに強く訴えていきたい」と強調した。
なお、総会では役員の定期改選が行われ栗原会長、長谷川副会長は再任された。
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