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第3回ザルビオユーザー向けオンラインセミナー開催 JA全農2023年8月7日

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JA全農耕種総合対策部スマート農業推進課は、7月26日にザルビオユーザー向けセミナーをオンラインで開催した。

今回のテーマは、1.ザルビオフィールドマネージャーを用いた可変施肥、2.ザルビオフィールドマネージャーと連携している農機の2点。

1.ザルビオフィールドマネージャーを用いた可変施肥
可変施肥には地力マップまたは生育マップを活用する。地力マップは、過去15年分の圃場の衛星画像のデータから圃場の生育の傾向をAIが分析して、圃場の中の地力の良い(毎年生育が良い)ところ、悪いところを色分けして表示したもので、地力が低いエリアをピンポイントで特定できる。地力の低い箇所に元肥を多く施肥、地力の高い箇所は元肥を減らすといった活用法がある。また、地力マップを活用した可変施肥により、地力の均一化を図ることができ、生産性の向上につながる。

生育マップは、追肥の設計に使うもので、日々更新される衛星データをもとに圃場内の生育状況を葉面積指数という数値と緑色の濃淡で示したもので、圃場ごとの追肥判断や追肥量の調整に活かせる。生育マップを比較し圃場ごとに追肥量を調整できる。他の多くの圃場と色の出方が違う場合、圃場から水が抜けているなど異常が起きている可能性に気が付くきっかけになるといった活用法がある。生育マップの活用により圃場全体の生育ムラが確認できるため適切な追肥が可能になり、生育の異常にも早く気が付くことができる。

また、ザルビオで生育マップ・地力マップに基づいて作成した可変施肥マップをザルビオと連携した農業機械が読み込み、作成した可変施肥マップどおりに散布量を調整する。

次にユーザーの声として、埼玉県のJA埼玉みずほ管内の農業生産法人ヤマザキライスを紹介。同法人は稲作の重要なポイントとして、健苗づくり、徹底的な水管理、精密な肥料管理を掲げており、「ザルビオがあれば圃場内の生育ムラに合わせて施肥量を最大化できる。そのうえ、ザルビオは安価なので費用対効果が絶大。」という。昨年は約50%の圃場で可変施肥を実施し、水管理が成功した圃場では収量が昨年より約15%アップした。

2.ザルビオフィールドマネージャーと連携している農機
現在ザルビオと連携した農機は、クボタ、井関農機、ヤンマーアグリ3社の可変施肥仕様田植機と、Amazone社、ビコンジャパン社等の輸入製品(※作業機およびガイダンスシステムともにセクションコントロール付に限る)。詳細は下図の通り。

ザルビオと連携済みの田植機

ザルビオと連携可能な輸入製品(※作業機およびガイダンスシステムともにセクションコントロール付に限る)

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