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日光産ブランド米「しゃりまんてん」 新精米施設で販路拡大にはずみ JAかみつが2023年10月6日

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JAかみつがは9月26日、栃木県日光市のブランド米「しゃりまんてん」の精米施設を市内にオープンさせた。「しゃりまんてん」は、市内産コシヒカリの中から、とくに食味の優れたコメをよりすぐり、認定されるのは全体の1%に満たないという希少品。販路や販売量が限られていたことから、市と協力して増産体制を整え、販路拡大・ブランド力強化にむけて大きな一歩を踏み出した。

完成披露式には青木組合長(右から4人目)のほか、粉川市長(同3人目)も駆けつけた。完成披露式には青木組合長(右から4人目)のほか、粉川市長(同3人目)も駆けつけた。

新施設に据えられた精米機は、従来の2倍の処理量で、毎時600キログラムを精米する。衛生面や室温管理などにも配慮した設備となり、9月26日に完成披露式が行われた。

市内で生産する米の約8割はコシヒカリで、昨年は約7200トンを販売し、このうち「しゃりまんてん」に認定された米の販売量は約15トン。市内の同JA直売所や、新米の時期限定のネット販売でしか購入できないという流通量の低さから認知度に課題があった。

同JAは2年前にプロジェクトを立ち上げ、販路確保と知名度向上を狙う計画で、「直売所だけでなく、市内の宿泊施設や、ネット通販でも売り込みたい」と担当者は話す。
今は収穫の最盛期。刈り取られた新米は、順次新施設に運ばれ精米される。10月中旬ごろには、店頭に並ぶ見込みだ。

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