トルコギキョウ ヨトウ多発に苦慮 猛暑の爪あとくっきりと JAおやま2023年10月17日
JAおやまの花卉(かき)園芸組合トルコギキョウ部会は10月3日、同JA管内で現地検討会を開催した。猛暑の影響とおもわれるシロイチモジヨトウの多発や、開花の前倒しなどを受け、防除策などの情報共有がされた。
生産農家や関係者が参加して行われたトルコギキョウ現地検討会は、4件の生産農家が保有するほ場をそれぞれまわる形で行われた。
ほ場はいずれも施設栽培で、ハウス内の空気を循環させる設備等で換気を行っていたが、猛暑の影響が避けられず、1か月ほど開花が前倒す状況だ。最盛期は10月中旬というが、適切なタイミングでの出荷や収穫ができるよう、意見交換を行った。
猛暑影響はシロイチモジヨトウなどの害虫の多発にも及んでおり、例年8月頃から発生するヨトウは、9月に入ってから急増する事態となっており、スピノエースやアファーム乳剤などの薬剤名を挙げながら、防除策の情報共有を行った。
また、視察したほ場の一部で、トルコギキョウに発生しやすい立ち枯れ性病害の対策となる土壌還元消毒用の資材「エコロジアール」の試験を行った。フザリウム属菌が要因とされる立ち枯れ性病害に効果があるとされる同資材を用いた試験は、2022年から継続して行っており、栃木県下都賀農業振興事務所の寺内信秀係長により分析結果が報告された。
JAおやま園芸振興課担当は「例年にない開花の前倒しや害虫発生時期のずれ込みがあり、対応に苦慮している」と話す。
秋に入っても今夏の猛暑の爪あとが残る。
重要な記事
最新の記事
-
春の彼岸の主役は沖縄のキク【花づくりの現場から 宇田明】第55回2025年3月13日
-
輸入小麦 政府売渡価格 4.6%引き下げ 4月から 農水省2025年3月13日
-
地域外から後継経営者 新たな集落営農へ 北陸農政局がシンポ2025年3月13日
-
英語版みえるらべる愛称「ChoiSTAR」に決定 持続可能な農業を後押し 農水省2025年3月13日
-
トマトのコナジラミ類 多発のおそれ 令和6年度病害虫発生予報第10号 農水省2025年3月13日
-
二回あった正月【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第332回2025年3月13日
-
「91(きゅういち)農業」の普及促進 労働力支援に6万8000人 全国労働力支援協議会2025年3月13日
-
JA中古農業機械展示会に約240人が来場 コスト低減の一助に JA全農おおいた2025年3月13日
-
イチゴ新品種「とちあいか」などで"新生栃木"をアピール JA共済マルシェ2025年3月13日
-
「丹後コシヒカリ」をプレゼント 「京都のうまいもん」X(旧Twitter)のフォロー&リポストで JA全農京都2025年3月13日
-
バイオ炭の農地施用による炭素貯留量 簡便に算出する手法開発 農研機構2025年3月13日
-
令和6年能登半島地震・能登豪雨災害へ募金2億1182万3596円を活用 コープデリ2025年3月13日
-
環境配慮と十分な結束保持力 誘引結束機テープナー用「生分解テープ」新発売 マックス2025年3月13日
-
愛媛宇和島みかんを限定ケーキで「四国 宇和島 みかんフェア」開催 カフェコムサ2025年3月13日
-
ドジャースとパートナーシップ契約締結「八海山」が公式日本酒に Hakkaisan2025年3月13日
-
「健康経営優良法人2025 ホワイト500」に2年連続で認定 クボタ2025年3月13日
-
役員人事 マルトモ(4月1日付)2025年3月13日
-
令和7年度宮崎県職員採用試験「みやざき新時代」担い手を募集2025年3月13日
-
保冷グッズ「Natural Season 真空パネルクーラーボックス」発売 コメリ2025年3月13日
-
百戦錬磨が運営する旅行予約サイト「STAY JAPAN」を事業譲受 雨風太陽2025年3月13日