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宮城の銘柄米「ササニシキ」60周年 JR仙台駅でイベント開催 JA全農みやぎ2023年11月8日

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JA全農みやぎは、宮城県の銘柄米「ササニシキ」が令和5年産で誕生60周年を迎えたことに感謝を込めて、11月1日から11月30日までの1か月間、JR仙台駅で大型フラッグと柱巻き広告を掲出。また同3日~5日には、JR仙台駅コンコース「ヨリ未知ポータル」で販売会を実施した。

宮城県産ササニシキの新ロゴマーク宮城県産ササニシキの新ロゴマーク

宮城米を支えてきた歴史ある銘柄米の「ササニシキ」が、令和5年産で誕生60周年を迎えた。

冷害や震災など多難な時期を乗り越え、生産者に守られてきた伝統の品種「ササニシキ」は、家庭用米だけでなく、寿司職人などからも長年愛されている。

3日に行なわれた販売会に先立ち、全農宮城県本部 運営委員会の佐野和夫会長が挨拶。

「ササニシキはかつて、"東の横綱"として全国に名を馳せたが、大冷害や大震災などに見舞われ、その度に販売棚確保に大きな影響を受けた。生産者の皆さまの熱い思いと、ササニシキを愛して下さった消費者の皆さまに支えていただいたおかげで、度重なる困難を乗り越え、今日の伝統銘柄と称されるべき、ササニシキを守り続けてくることができました」と感謝を述べた。

JR仙台駅に掲出された「ササニシキ」の広告JR仙台駅に掲出された「ササニシキ」の広告

続いて全農宮城県本部 県本部長 都築祐一氏が、ササニシキについて「味力を三つ挙げるとするなら、さっぱり食感でシャリに最適であること、お寿司や焼き魚など和食との相性がぴったりであること、そして手間と真心がぎっしり詰まっていること」と説明。さらに、「1993年の大冷害を境に生産数量はしばらく減っていたが、令和2年産以降、ササニシキの作付面積の維持・拡大の働きかけを行い、ササニシキの作付面積復活に取り組んでいる」と話した。

また、宮城県からは農政部みやぎ米推進課の千葉啓嗣課長が挨拶し、宮城県の村井嘉浩知事のコメントとして「県といたしましても、還暦を迎えた宮城のササニシキが、引き続き生産者と消費者の皆さまに愛される品種となるよう、ロゴマークと同様新たな気持ちで皆さまとともに、安定供給と品質向上に取り組んで参ります」と伝えた。

JR仙台駅で行なわれた販売会の様子JR仙台駅で行なわれた販売会の様子

会場では、60周年を機に一新した宮城県産ササニシキの新ロゴマークについて、一般公募から決定までのヒストリーを動画で上映。また、宮城米キャンペーンキャラクター「みやぎライシーレディ」も応援に駆けつけ「ササニシキ」の60周年を盛り上げた。

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