「岡山白桃広島和梨&レモンサワー」12日にリニューアル発売 JA全農2023年12月11日
JA全農は、国分グループ本社と共同開発した「岡山白桃広島和梨&レモンサワー」を発売。全国農協食品を通じて、セブンイレブンの中国・四国エリア(約1700店舗)で12月12日から順次先行販売し、同26日に関西エリア(約2900店舗)で、20246年1月下旬に九州エリア(約1700店舗)で販売する。また、全国のイトーヨーカドーとヨークなどのセブン&アイグループ店舗や、ゆめタウン・マート(イズミ)の一部でも順次販売する。
岡山白桃広島和梨
&レモンサワー
広島県産和梨を新たに加え、計12%の果汁を使った「岡山白桃広島和梨&レモンサワー」は、アルコール度数4%。果汁に占める割合は「岡山白桃」のピューレが67%以上で、「広島県産和梨」と「広島レモン」の果汁を共に16%以上としている。
「岡山白桃」は、2007年3月に地域団体商標として登録。岡山県内で袋掛け栽培により生産され、果皮を白く仕上げた複数品種の白桃を包含する愛称で、初夏に出荷される「はなよめ」から、岡山を代表する「清水白桃」、盆後に出荷される「白皇」、初冬に出荷される「冬桃がたり」まで30以上の品種が「岡山白桃」に含まれる。個々の品種の出荷時期は2週間程度と短く、様々な品種が同時期に出荷されるが、それらを包含した「岡山白桃」という一つのブランドが長期間にわたって市場に出ることで、「岡山=白桃」という認知度の向上につながっている。
「広島県産和梨」は、広島県内で生産された梨「幸水」と「豊水」で、特に広島県の中東部に位置する世羅町で栽培が盛ん。成熟期の昼夜の温度差により、糖度が高く甘みの強い梨が栽培されている。一方、「広島レモン」は、地域団体商標として登録。広島県は、レモンの生産量が日本一で、主に瀬戸内海の島々を中心に生産が行われている。レモンは一年中流通しているが、爽やかな香りで果汁たっぷりのグリーンレモンや、まろやかな酸味と芳醇な香りのイエローレモンなど、時期による味わいの違いも魅力のひとつ。
同商品は、流通に適していない素材を加工用として使うことで、生産者の所得向上を目指している。こうした市場流通に適さない果実を商品化し、有効利用する取り組みは、国連の定めるSDGsの「9:産業と技術革新の基盤をつくろう」「12:つくる責任つかう責任」「15:陸の豊かさも守ろう」につながる。
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