課題解決へJAグループ総合力発揮を JA中央機関賀詞交換会2024年1月5日
JA中央機関新年賀詞交換会が1月4日、東京・大手町のJAビルで開かれた。JA全中の山野徹会長は元日に発生した能登半島地震の被害について「関係機関とともに連携して対応していきたい」と述べるとともに、JAや農政をめぐり山積する課題に対して「JAグループが総合力を発揮することを期待する」と呼びかけた。
あいさつする山野徹JA全中会長(1月4日、東京・大手町のJAビルで)
山野全中会長は1月に開会する通常国会で食料・農業・農村基本法が改正される見通しであるとともに、10月には第30回JA全国大会がJA経営、組織基盤、食料安保、地域の将来像など「課題が山積するなかの重要な大会」と指摘し、基本法改正と合わせて「農業とJAグループに変化をもたらすことになる間違いなく重要な一年となる」の述べて、課題解決に向けJAグループが総合力の発揮を、と呼びかけた。
全農 折原会長
JA全農の折原敬一会長は「課題は山積している。解決(の道)は現場目線にある。JAグループには一致団結して乗り越えていく力がある。日本全体が明るい兆しになるようがんばっていこう」とあいさつした。
JA共済連 青江会長
JA共済連の青江伯夫会長は「一歩一歩前進していこう。今年はJAグループの正念場。お互い力を出し合ってがんばろう」とよびかけた。
農林中金 奥理事長
農林中央金庫の奥和登理事長は昨年秋に開催された畜産酪農全国代表者集会で現場の厳しい現状を訴えた生産者の声について「非常に重たい言葉だった。もう一度胸に刻んで今年を過ごしていかなければならない」と話し、JA全国大会については「JAグループが社会に届けている価値や役割をしっかり確認、宣言していくタイミング」だと強調した。
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