日本一の黒牛と豚肉を大学授業に提供 JA鹿児島きもつき2024年1月19日
JA鹿児島きもつきは桜美林大学新宿キャンパスで1月17日に行われた授業「フードビジネスと料理」にA5ランクの鹿児島黒牛4kgとブランド豚「茶美豚」4kgを提供した。同JAの下小野田寛組合長も駆けつけ、鹿児島の特徴や特産品を学生にPR、「おいしい肉はみなさんを幸せにします」などと話した。
鹿児島黒牛。森野氏(左)と下小野田組合長
この授業は料理人の森野熊八氏が講師を務め、基本的な食材の特徴や、多様な出汁、醤油の使い方、海外や全国各地の料理などを解説するほか、外食店の経営プランなど幅広く食を考える人気授業で、学生によると定員20人はすぐに埋まってしまうという。留学生も多く今期は半数が中国、韓国、ベトナムからの学生だ。
17日は今期最終講義で森野氏の料理を味わう授業とし、3年前からJA鹿児島きもつきの直売所「どっ菜市場」から提供してきた。
この日は「茶美豚」をローストポークに黒牛をステーキにした。
森野氏は「茶美豚は豚カツにするとごはんが3杯食べられるうまさ、鹿児島黒牛は日本一になったから世界一。生産者の努力がすごい」と話すとともに、「コックは肉が焼けるようになったら一人前と言われる。こんなおいしい肉、失敗したら生産者に顔向けできません」と学生に語りながら調理を進めた。
森野氏はJA鹿児島きもつきで女性部の料理教室で講師を務めたことが縁で6年前から同JAのグルメ大使に。下小野田組合長は「授業で生産者のことを話していただけるのがありがたい」と話す。
学生からは「食の裏側やいろんなエピソードを知ることができたし、自分でラーメン店経営を真剣に考える講義もあった。ワイワイガヤガヤできるめったにない授業でした」と話す。
森野氏は「社会人になってからこの肉を食べてほしい。今日はそのために味を覚えてほしい」と話していた。
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