「AI・デジタル活用化による効率化~誰のためにどう使うか」 JA情報センター協議会が研究会2024年1月19日
JAグループの県域情報センターで構成するJA情報センター協議会は1月18日・19日、東京・大手町で「AI・デジタル活用化による効率化~誰のためにどう使うか」をテーマに初めての研究会を開いた。
JA情報センター協議会の研究会
研究会には県域の情報センター職員約30人が参加した。AI(人工知能)やデジタル化によるJAの経済事業や営農指導、消費者との接点づくりなどをテーマに議論する。
初日の18日はDXの意義などについて経営コンサル企業のMIMIGURI社の小田裕和氏が講義を行い、デジタル技術やAIはあくまで手段であり、今後の農業やJAについて「ありたい姿をまずは深堀りすることが重要、誰に喜びを与えたいから考えてほしい」と強調した。
講演では研修会場となったアグベンチャーラボのDXの取り組みなどが紹介され、生成AIを活用した文書の要約、会議録作成、アイディア提案などの具体的な事例を紹介し業務への導入イメージを話した。
また、生成AIサービスを提供している日本マイクロソフトが生成AIの特徴や利用法などを紹介した。AIは大量の記憶量を持ち迅速に処理するなど分析や統計能力に優れる。JAの事業のなかで活用できそうな事例として生産部会の規約案をAIに作成させることなどを紹介した。担当者は完成度は60%だが、労力と時間の補完になると指摘。
一方、AIは人間のような責任能力や「空気を読む」といった感情はなく、その特性を踏まえて「AIとの協働が重要」と指摘した。
研究会はAI・デジタル活用によるJAの経済事業や営農指導の効率化、直売所運営への活用など消費者との接点の強化などをテーマにグループに分かれて議論し、6月の研究会で報告する。
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】ニガウリ褐斑症状 国内のニガウリで初めて確認 群馬県2025年11月19日 -
国産ふじりんご使用「のむヨーグルト ふじりんご」全国のファミリーマートで発売 JA全農2025年11月19日 -
農業を仕事にする第一歩を応援「新・農業人フェア」23日に開催 農協観光2025年11月19日 -
「フラワー・オブ・ザ・イヤーOTA2025」最優秀賞はJA高知県の「七立栗」大田花き2025年11月19日 -
トマトの下葉処理 自動化ロボット開発 エンドエフェクタ交換で収穫に応用も 農研機構2025年11月19日 -
「農研機構アグリ・フードイノベーションフェア」12月に開催2025年11月19日 -
【役員人事】日本肥糧(10月24日付)2025年11月19日 -
飯舘電力 バーチャルツアー開催 再エネ発電で地域を再生 パルシステム東京2025年11月19日 -
柏市公設市場「一般開放デー」開催 地産地消を体感 千葉県柏市2025年11月19日 -
農業者と消費者の目線から川越の農業を考える「農業セミナー」開催2025年11月19日 -
農業を選ぶ若者を増やす 日本人雇用就農サービス「本気の農業インターン」開始 YUIME2025年11月19日 -
鳥インフル 米国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年11月19日 -
鳥インフル 英国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年11月19日 -
新型「除雪ドローン」2026年モデルを発表 エバーブルーテクノロジーズ2025年11月19日 -
機能性表示食品「熱風焙煎 黒ごまチップス」食べ切りサイズ新登場 亀田製菓2025年11月19日 -
ブロッコリー生産量都内1位 立川市で「立川印ブロッコリーWEEK2025」初開催2025年11月19日 -
米の相対取引価格 3万7058円 過去最高を更新2025年11月18日 -
【農協研究会】准組合員問題―その経緯・重要性・従来の対策・今後の解決策―JA松本ハイランド代表理事組合長・田中均氏2025年11月18日 -
【農協研究会】 准組合員拡大に力 3年で8000人増 JAいちかわ代表理事組合長・今野博之氏2025年11月18日 -
"若月イズム"目標と恩義 佐久総合病院名誉院長 夏川周介氏(1)【プレミアムトーク・人生一路】2025年11月18日


































