JA全中 トップフォーラム(2) 准組を拡大しJAのファンに JAいちかわ2024年1月24日
JA全中は1月22日、東京都内で令和5年度の「大会決議・自己改革実践トップフォーラム」を開いた。北海道・東北、関東・甲信ブロックから、JAふくしま未来、千葉県のJAいちかわの2JAが、それぞれ夏秋キュウリ、モモの産地づくり、准組合員の拡大によるJAのファンづくりなどについて実践報告し、問題意識の共有を図った。
JA全中 トップフォーラム(1)「ユートピア」へ所得アップ JAふくしま未来 から
新たに准組7千人
今野博之組合長
JAいちかわは、組合員の拡大運動と教育文化活動の取り組みについて今野博之組合長が報告。同JAは都市型JAで、組合員約2万4700人のうち准組合員が2万人を占める。
令和4年から准組合員拡大運動に取り組み、7000人の新規組合員を確保した。同JA管内は、ナシや管内に消費地を抱えた条件を生かした野菜の生産も盛んで、同JAは准組合員を「農業振興応援団」として位置付け、JA活動への参加を積極的に呼び掛けている。
組合長が意思統一
同JAは拡大した組合員がJAの事業を積極的に利用し、教育文化活動に参加し、また管内の農産物を知ることが、「質の高い自己資本になる」と、今野組合長はいう。単なるJA事業の利用者でなく、JAのファンになってもらうというわけだ。
そのため女性大学の開校や季節ごとの祭り、農産物直売の開催などでJAのファンづくりに努めるほか、JAと農業のPRのためメディアを積極的に活用している。
トップフォーラムは全国6地区で開き、今回は2回目。オンライン参加を含め、関東・甲信越の組合長など230人が参加した。
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