販売・購買の取扱高 全国1位 JAみやざき より強く大きな協同へ2024年4月4日
4月1日に宮崎県内の13JAが合併して誕生したJAみやざきは、販売品販売高、購買品供給高で全国1位となる。「産地としての持続的な農業振興」、「組合員の安定的な営農活動の継続の実現」をめざす。
1県1JAは全国6例目。来年3月1日には中央会、信連、経済連、畜連(西諸畜連、児湯畜連、東臼杵畜連)を統合する。中央会、信連、経済連を統合した県域JAは全国で初めてとなる。
事業年度は4月から3月。本店は宮崎市の現在のJAビル。
JAみやざき(13JA合計)の販売品販売高は1431億円、購買品供給高は751億円でいずれも全国1位となる(2021年実績)。
旧JAを地区本部とする県域JAへスムーズに移行させるとともに、当面は地域の特色や独自性を重視し独立採算的な運営で地区本部の実績に応じた組合員還元を実施する。
一方で連合会機能とJA本店機能を再編し、新たにJAみやざき本店を設置する。
設立の目的は「将来に向けて産地としての持続的な農業振興、組合員の安定的な営農活動の継続の実現」。運営方針はJA域を越えた機能再編に「最大限の統合メリットの創出」と組合員・地域住民のニーズにきめ細やかに応えられる「地域密着のJA事業・活動の展開」を両立させること。
県下一体となった販売戦略、市場重点化、営業力強化による販売単価の安定化、営農企画専任部署の設置による農業振興による生産数量の維持・増加を通じて組合員の収入増をめざす。
一方で生産資材については、JAみやざき本店での仕入一元化や、県域での規格統一などによる販売経費の削減などを通じた経費低減をめざす。
ただ、合併当初の事業運営としては、営農指導は各JAで体制や人員変更は行わず現状を基本とし、本店に新たに営農指導統括部署を設置する。販売事業はこれまでのJAにおける販売を継続し、地区本部ごとに販売機能を担う。
同JAでは合併から一定期間を経た段階(3年後を想定)で、複数の地区本部を広域本部として集約し現在のJAの枠組みを越えて組織や事業を再編することにしている。
【JAみやざき新役員】▽代表理事組合長:栗原俊朗
▽代表理事副組合長:坂下英次
▽代表理事副組合長:平島義範
▽管理・総務担当専務理事:西田和夫
▽営農・経済担当専務理事:木村能久
▽信用・共済担当専務理事:村角浩史
(任期は2027年6月末開催の総代会まで)
重要な記事
最新の記事
-
令和7年春の叙勲 JA山口中央会元会長・金子光夫氏、JAからつ組合長・堤武彦氏らが受章2025年4月29日
-
【'25新組合長に聞く】JAようてい(北海道) 金子辰四郎組合長(4/11就任) 「国民の胃袋」支える誇り胸に2025年4月28日
-
経営支え夢を応援 地域農業の発展、金融の力で 先進事例にみるJA・信連の取り組み(上)2025年4月28日
-
全農 備蓄米 4月に5万5000t出荷2025年4月28日
-
経営支え夢を応援 地域農業の発展、金融の力で 先進事例にみるJA・信連の取り組み(下)2025年4月28日
-
【JA人事】石塚克己(茨城県)石塚克己組合長を再任(4月26日)2025年4月28日
-
令和7年度「3-R畜産たい肥散布体験会」を開催 JA全農ひろしま2025年4月28日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2025年4月28日
-
二重米価制で農政を刷新せよ【森島 賢・正義派の農政論】2025年4月28日
-
ジャガイモ・馬鈴薯・ニドイモ・ナツイモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第337回2025年4月28日
-
【農業協同組合研究会】5月31日に研究大会 新基本計画と今後の農政テーマに2025年4月28日
-
里山再生ビオトープ「クミカ レフュジア菊川」創設 クミアイ化学工業2025年4月28日
-
JA大阪南管内ブドウ圃場で農業資材「スキーポン」試験開始 アクプランタ2025年4月28日
-
「世界ミックスダブルスカーリング選手権」日本代表チームの食事をサポート JA全農2025年4月28日
-
「JA全農杯全国小学生選抜サッカー決勝大会」全国から出場計16チームが決定2025年4月28日
-
JAタウン イメージキャラクター「じぇー太」のクリアファイル新発売2025年4月28日
-
全農杯全日本卓球選手権大会栃木県予選会 副賞のとちぎ和牛など「ニッポンの食」で子どもたちを応援 JA全農とちぎ2025年4月28日
-
和紙の製造技術を応用した農業用マルチシート「和紙マルチ」販売開始 日本製紙パピリア2025年4月28日
-
国産ジビエ認証施設に宮城県「大崎市ジビエ食肉処理加工等施設」認証 農水省2025年4月28日
-
お茶を楽しむ「チャチャっとお茶生活キャンペーン」開始 農水省2025年4月28日