アスパラガス春芽順調 勝英アスパラ部会 JA晴れの国岡山2024年4月10日
JA晴れの国岡山管内でアスパラガスの出荷が始まっている。
県でトップの出荷量を誇る勝英アスパラ部会では56戸が約6haで栽培。内約10戸がハウス栽培に取り組む。今季、春芽の出荷を3月上旬からスタートした。
アスパラガスを収獲する橋本支部長
暖冬の影響もなく、例年通り高品質のアスパラガスが出荷され、奈義町にある選果場では曲がりや傷を選別し、規格ごとに分けて箱詰めする作業に追われている。春芽は4月下旬から5月上旬にかけて出荷のピークを迎え6月ごろまで、7月から10月まで夏芽の出荷が続く。シーズン通して約70トン、販売高7000万円を目標に岡山や大阪などの市場へ出荷する。
美作市でハウス3a、雨よけハウス3a、露地12aで栽培に取り組む勝英アスパラ部会美作支部の橋本祐樹支部長(34)は2月下旬から収穫をスタート。2月に暖かい日が続いたことで収量が増え、順調なシーズン滑り出しとなった。「春の優しい日差しで成長するため、みずみずしくやわらかなアスパラができる。天ぷらや茹でてマヨネーズで食べるのがおすすめ」と橋本支部長は話す。
同部会では出荷や選果の際に切り落とす残茎を地元で飼育されている牛に給餌し、牛糞堆肥を畑に施肥する循環型農業を取り入れ、高品質なアスパラガスの生産と共に環境保全にも力を入れる。
同JAの内藤敏男組合長は「昨年は少雨で出荷量や品質に影響した。JAでは高温や少雨の対策を講じ、昨年以上の収量を目指したい。物流の2024年問題についても模索し、生産者を支援できるよう改善したい」と話している。
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