全国7000名以上の生産者の声を反映 生産コスト低減へ JAグループ宮城 共同購入コンバイン出荷式 JA全農2024年7月18日
7月17日、JAみやぎ仙南 白石農機センターにて共同購入コンバイン出荷式が行われた。
全農が取り組んでいる「共同購入事業」は、全農が生産者の代理人となって一括発注・仕入れを行うことで、製造・流通の効率化を図り、生産者へ価格メリットを還元することを主としており、今回はその第3弾。
全国7000名を超える生産者から、必要な機能と要望を取りまとめ、国内農機メーカーへ開発要求した結果、誕生したコンバイン。
昨年、令和5年12月末に発表して以降、全国的に販売を進めてきているが、今後4年間で1000台の販売を目標としており、宮城県の目標台数は60台としている。
開会の挨拶をするJA全農宮城県本部 都築祐一 県本部長
開会の挨拶で、都築祐一JA全農宮城県本部県本部長は
「本日出荷する三森敏文様の共同購入コンバインは県南地区で1台目となる。既に県内生産者から、10台以上の受注をいただいており、順次出荷を行っていくつもり。
今年度は「食料・農業・農村基本法」が6月に施工され、食料の安全確保を基本に国内生産量の増加・安定的な輸入・備蓄を行うとしている。併せて、「スマート農業技術活用促進法」が10月に施工されることで、深刻化する担い手不足の対応として、省力化や生産性向上に役立つ設備投資を融資と税制で支援するとしている。今後、我々JAグループ宮城も一丸となって、農業生産に取り組む生産者・農業法人を応援するため、生産コスト低減の取り組みとして生産性向上に資する生産資材・農業機械の普及拡大を図る。」と述べた。
その後、テープカット、三森さんへ鍵および記念品の贈呈が行われた。
鍵を受け取る三森敏文さん(右)
閉会の挨拶で、阿部茂JA全農宮城県本部副本部長は次のように述べた。
閉会の挨拶をするJA全農宮城県本部 阿部茂 副本部長
「昨今の農業情勢は、原油高、資材費等の高騰により、農業機械の値上げが何度となく実施され、生産者の購買意欲も低下し、農業機械の廃棄と一緒に離農される方も少なくない。我々JAグループは、大切な食料を提供する農家組員員の生活を守り、農業生産の維持と農畜産物の安全・安心を進めていきたい。
今回の「共同購入」の取り組みを始めとした、生産コスト低減の取り組み、自動操舵などのスマート農業の推進で、作業負荷軽減、生産性の向上に、今後も取り組んでいきたい。」
閉会後、出発するコンバインを積んだトラックを拍手で見送った。
コンバインを積んだトラクター
重要な記事
最新の記事
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(2)大坪康志組合長に聞く 「農業元気に」モットー2024年7月18日
-
【注意報】野菜・花き類にオオタバコガ 栽培地域全域で多発のおそれ 既に食害被害の作物も 群馬県2024年7月18日
-
【注意報】過去10年間で最多誘殺 水稲の斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2024年7月18日
-
【注意報】平年の4倍 水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2024年7月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「財務省経済産業局農業課」て何?2024年7月18日
-
1970年代の農村社会の異質化の進展と農業【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第299回2024年7月18日
-
「JAサイネージ」 JA本店や金融店舗の情報発信にも利用拡大 あぐラボ2024年7月18日
-
【人事異動】JA全国共済会 新会長に坂本富雄JA埼玉県中央会会長(7月18日)2024年7月18日
-
スマホでより便利に「石川県Aコープ(ジャコム石川)アプリ」提供開始2024年7月18日
-
TOWING「宙炭」活用 根域制限栽培によるシャインマスカット栽培実証開始 日本農業2024年7月18日
-
バイトアプリで1万人採用 農中提携の農業人材サービス 労働力確保に寄与2024年7月18日
-
全国7000名以上の生産者の声を反映 生産コスト低減へ JAグループ宮城 共同購入コンバイン出荷式 JA全農2024年7月18日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 全県で多発のおそれ 秋田県2024年7月18日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 愛知県2024年7月18日
-
【注意報】野菜、花き類にオオタバコガ 県内全域で多発のおそれ 過去10年最多の昨年を上回る誘殺 千葉県2024年7月18日
-
【注意報】ネギにシロイチモジヨトウ 県内全域で多発のおそれ 千葉県2024年7月18日
-
【注意報】果樹全般に果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2024年7月18日
-
農業用ドローン専用カスタマーサポート 繁忙期で対応拡大 ナイルワークス2024年7月18日
-
食物繊維が豊富なもち麦2種の品種登録 成果を紹介 生研支援センター2024年7月18日
-
AI潅水施肥システム「ゼロアグリ」エントリー&ハイエンドモデル同時リリース2024年7月18日