世界初 牛・豚・鶏3つの畜産のボランタリークレジット化を開始 JA鹿児島県経済連2024年7月30日
JA鹿児島県経済連と株式会社Linkholaおよび株式会社AmaterZ、九州大学は7月29日、持続可能な畜産を営むことができる未来畜産の実現に向け、JA鹿児島県経済連における「未来畜産GHG排出量削減1ーKモデル」の構築・普及に向けた取り組みを開始した。
同プロジェクトは、豊かで環境に優しい持続可能な畜産に向けて、脱炭素、ESG、SDGs、アニマルウェルフェア、そして働く人々(4K)に関する社会問題等に取り組むことで、鹿児島や日本の牛・豚・鶏の素晴らしさと食文化を国内や世界の人々に広く伝えることを目指している。「未来畜産GHG排出量削減ーKモデル」では、世界初、牛・豚・鶏、3つの畜産のボランタリークレジット化の取り組みを始めた。
同プロジェクトにおいて、JA鹿児島県経済連は試験農場の運営・管理を担当する。Linkholaは方法論の立案およびクレジット化システムを、AmaterZはアニマルゾーンデータモニタリングによるGHG排出量評価フォーマットを担当。また、九州大学芸術工学府環境設計部門の早渕百合子准教授は、新方法論および国内外の畜産GHGにおける助言を担当する。今後は、同プロジェクトの推進のために必要な「未来畜産GHG排出量削減ーKモデル」の検討を4者で進め、結果が出次第公表する。
JA鹿児島県経済連は、脱炭素に向けた環境保全の取り組みを、畜産県である鹿児島として牛・豚・鶏3つ同時に先駆けて始めることで、国内の畜産全体における温室効果の取り組みの拡大につなげ、日本の畜産物の認知度アップ、付加価値向上につなげる。
また、今回の畜産ボランタリークレジット化が、GHG排出量削減の取組みであると同時に、家畜にとっての増体や飼料要求率の向上等による生産コスト低減および生産性向上に繋がる取組みとなることから、県下だけでなく国内全体の畜産農家への普及に努める。さらに、家畜のGHG排出量削減の取組みを契機に、園芸など他の分野で広げることが、農家の所得向上につながる取組として進めていく。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日